-20℃保存の試薬を-80℃で保存すると凍結するでしょ。
凍結すべきでないものを凍結するのは非常によろしくない。
変性・失活を招きます。
それより家庭用冷蔵庫のフリーザーのほうがマシですが、そういうのは自動でdefrostするのが標準で、defrostのときにかなり温度が上昇する可能性があります。
ただし、最近の酵素試薬(制限酵素、修飾酵素など)は、リコンビ製品になっていたりしてプロテアーゼなどの夾雑がないので、非常に安定性が良くなりました。開封後のコンタミがない状態では、室温長期、あるいは熱帯地域への普通郵便でも大概の制限酵素は失活しないという報告なんかもあります。
うちでも、虎の子の試薬でなければ家庭用フリーザーに置いてあるのもありますけど、あんがい駄目になったって経験はありません。
あと、大事なやつは冷媒付きのチューブスタンド(老舗はストラタクーラー、最近は安価なのがいろいろなところからも。保冷材やアルミブロックなどで工夫して自作も可能)に入れておくと安心。 |
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