そもそも原因がどこにあるのかによるのでね。
ウイルス自体の産生量が少ないなら、一般的にはパッケージ細胞の状態が良くないとかだと思うので新しく起こし直す必要があると思います。GFPなどの一般的なもので調子が悪いなら、新しい元気な細胞をどっかでもらってくるか、LTVなどのパッケージ効率が良いものを入手するしかない。
特定のウイルスベクターだけで産生効率が悪いなら、まずはベクターにへんなものがコンタミしてないかを電気泳動をしたりして確認してみるのがいい。パッケージング用のベクターがおかしくなってることもあるのでそれも含めて。
いずれの場合もウイルス産生に問題があるという前提になってるけど、多くの場合問題になるのは感染する細胞自体であることが多い。293Tなどでtiterが十分ある状態のウイルスで感染効率が悪いならその細胞の問題なので、ウイルスを単純に増やすか、レトロネクちんなどを試すか、spinfectionとか色々試すしかない。
プロトコールを見た感じPEG6000?あたりで沈殿させるのに4度でO/Nって普通はしないと思うけど、このプロトコールは過去にうまくいってるんですか?プロトコールが不安ならば、走らせるついでに濃縮しない状態のものを293Tあたりに感染させて濃縮プロセスでロスってる(失活してる)可能性を含めてきちんとトラブルシュートするしかない。 |
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