酵素標識を反応産物で染色する場合、反応産物が生じてから沈着するまでにラグがあって、in situで沈着する前に反応産物が拡散してにじむ場合があります。そのせいだと思います。
反応を緩やかにしてやればある程度、防げます。
過酸化水素の濃度をうんと下げて、ゆっくり発色するとか、過酸化水素を使わずに酵素的に過酸化物を生じさせる方法(たとえばグルコースとグルコースオキシダーゼとか)にするとか。
また、DABの単独の発色(褐色)だけでなくコバルト、ニッケルなどのエンハンサー(青黒色)を使っていると、にじみやすいように思います。 |
|