バイオ研究に疎いので教えて頂けると嬉しいです。
細胞にリコンビナントタンパク(とある受容体のリガンド)を加えて、その受容体の活性(リン酸化)をウェスタンブロットで調べるという実験を行っています。上司からの指示は、最終濃度100ng/mlになるようにリコンビナントタンパクを加えなさいということでした。
同僚に話したところ、そのリコンビナントタンパクは高価なので、セーブするために細胞の培養液を普段使っている量の半分(6穴プレートで1穴を2mlで培養しているところを、1mlで)にしてから加えると良いよ、とのことでした。
なるほどそんな手があるのかと思いましたが、加えるリコンビナントタンパクの量は、細胞あたりで考えると倍も違うことになるのかと思うと、本当に培養液を半分にしてから実験してよいのかどうか不安になってきました。
バイオのウェット実験に詳しくないので、こちらの詳しい方々にお聞きしたいのですが、このように
「細胞培養液を半分にして、刺激に使う物質の量を半分にする」
というのはこの分野では妥当な手段なのでしょうか?リガンドが半分なら受容体にくっつく量も半分になる訳で、効果も半分になるんじゃないかと危惧しておるのですが。
なお、この100ng/mlというのは論文でも見かけた濃度で、確かに強い受容体のリン酸化を誘導するのですが、さらに300ng/ml、1000ng/mlと増加させることで受容体のリン酸化もさらに増加させることが出来るので、100ng/ml(この実験で使われた絶対量はわからないけれど)というのが発現している受容体に対し非常に過剰な量を加えている、ということにはならないようです。
お読み下さりありがとうございます。よろしくお願いいたします。 |
|