挙げられているようなデータについて、one-wayのほうが適切という状況が思いつきません。そもそもA+Bの処理群についてA処理群ともB処理群とも独立という仮定をおくことが間違っていると思います。また、たとえ独立4群の比較をするにしても、one-way ANOVA後のpost-hoc testはそれ自体多重検定という批判が近年あるので、いきなりtukey HSDとかしたほうがましだと思っています。
いずれにしろ、two-way ANOVAでは有意だがone-wayでは有意ではない例が以下のように作れるので、どちらでもいいということはないです。(先に書いたように、one-wayではデータを有効に使っていないので、検出力が下がるのは当然と言えば当然)
ただ現実問題としては、one-wayにして有意性が消失してしまうような効果量の小さい実験データに依拠して結論を導くようなことはしないだろうとも思います。
control: 56,48,60
A: 60,55,60
B: 62,76,84
A+B: 78,53,62
one-way:
Analysis of Variance Table
Response: data
Df Sum Sq Mean Sq F value Pr(>F)
x 3 641.67 213.89 2.5926 0.1251
Residuals 8 660.00 82.50
two-way:
Analysis of Variance Table
Response: data
Df Sum Sq Mean Sq F value Pr(>F)
xa 1 27.00 27.00 0.3063 0.59344
xb 1 481.33 481.33 5.4605 0.04425 *
Residuals 9 793.33 88.15 |
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