私が試しているレシピです。使い始めてまだ日が浅く、溶液やゲルの保存性など、未知の部分が多いので、その点はご了承ください。
とりあえずこのレシピで通常のゲルと比べてみましたが、結果は全く遜色なく、かなり時間が節約できています。
(2X TGTT buffer)
100mM Triethanolamine
250mM Glycine
400mM Taurine
1% 2,2,2-Trichloroethanol
0.04% Sodium Azide
Glycolic acid (0.2g/10 mLでpH6.5に調整、緩衝能が低いので入れすぎないように慎重に。pH6.5近くなったら、さらに薄めた溶液を使った方が良いかも)
実際のゲルの例 (Bio-rad mini-gel, 0.75mm、1枚)*SDSを含みません。
4% Stacking gel
DW 0.71 mL
2xTGTT Buffer 1mL
30% Acrylamide (37.5:1) 0.267 mL
10%APS 0.01mL
TEMED 0.002mL
6% Resolving gel
DW1.078mL
2xTGTT Buffer 2mL
30% Acrylamide (37.5:1)0.8mL
Grycerol 0.1mL
10%APS0.02mL
TEMED0.002mL
泳動バッファーは通常のTris-Glycineバッファーです。
1X: 25 mM Tris, 192 mM Gly, 0.1%SDS
サンプルバッファーは、通常のLaemmliバッファーです。
300Vで泳動しても大丈夫です、ゲルは暖かくなりますが、泳動が乱れるほど熱くはなりませんでした。Bio-RadのTGXゲルと比べると、やや泳動が遅いです。濃度によりますが、ミニゲルで30-45分ぐらいが目安でしょうか。
TransferはBioRadのTrans-Blot Turboの3分(過去ログのバッファーとパッドの組み合わせで)が使えます。 |
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