いつも勉強させて頂いてます。
今回、皆様のお力を貸して頂いたくトピックを作成致しました。
現在、クロマチン免疫沈降(ChIP)を行っており、その過程でre-ChIPも行っているのですが、ここでの溶出条件で苦労しております。
現在のプロトコールはupstate社のChIPキットに準じて行っておりまして、溶出過程前後の詳細を書かせて頂きますと、
抗体A及びmagnetic beadsで免疫沈降後,beadsをwash
→beadsに10mM DTT/ミリQを25uL加え37C,30minで溶出
→上清を回収し、DTT不含のbufferで希釈(40倍)
→抗体Bで免疫沈降 になります。
溶出条件につきましては同様の方法を行っている論文を参照したのですが、どうやらこの条件ではbeadsからの溶出が行えていないようでした。
(溶出後のbeadsをSDS-PAGEすると抗体Aの抗原が多量検出され、溶出液には何も検出されませんでした)
DTT濃度に関しましては200mMまで濃度を上げ、また溶出時間に関しても2hrまで伸ばしてみましたが同様の結果でした。(これ以上はDTT濃度等が2回目の免疫沈降に影響しそうなので行っておりません)
DTTに関しては購入後、ミリQにて1Mにした後、分注し-20Cで保存したものを使用しています。また、使用時には活性の低下が懸念されるので、融解させたものをその都度使用し、残ったものは再利用しないようにしています。
長文になり、また文章も拙く申し訳ありませんが、溶出条件に関して経験をお持ちの方、アドバイス頂けましたら幸いに存じます。 |
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