>ウェルの両端が少し尾を引くのが気になりました。
サンプルをウェルに入れたときのメニスカスのせいだと思います。
サンプルはウェルの底に平らに積み上がるんじゃなくて、ウェルのしきりにそってせり上がってU字型になりますね。せり上がった部分は泳動でゲルに吸い込まれるまでに時差ができるし、タンパク質量も底だけ部分的に過剰になるので、バンドの両端がスメアになりがち。
・サンプルのボリュームを小さく抑え、メニスカスが深くならないようにする。
・サンプルをアプライしてからすぐに通電しないで、しばらく放置してバッファの拡散によってメニスカスが収まるのを待ってから泳動する。
・比重をつけるのに、グリセロールのように粘性の高い試薬ではメニスカスがひどくなるので、低粘性のものに変える(SDS pageでは経験ないですが、DNA泳動ではスクロースとか尿素で比重付けたりします)。 |
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