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QIAquick Gel ExtractionとQIAEXII Gel Extraction トピック削除
No.10259-TOPIC - 2022/02/16 (水) 13:07:40 - ねね
いつも拝見させていただいております。
ラボを移動し、現在は年代もののQIAEXII Gel Extractionを使用しています、精製時の収量が非常に悪く困っています。前のラボではQIAquick Gel Extractionでした。

PCR産物は1 kbほどで、スピンカラムを使うと10%未満しか回収できません。

前者のゲル溶解液はQX1でして、その組成は

7 M NaPO4
10 mM NaAc
pH 5.3

一方、後者のQGの組成は

5.5 M guanidine thiocyanate (GuSCN)
20 mM Tris HCl pH 6.6

です。

当初、この違いが収率に影響するのかと思っていましたが、どうもそうではなさそうで、スピンカラムか溶出液に問題がありそうです。というのも制限酵素処理後のクローンアップの用途で使用をしても回収率が低いからです。
ちなみにそのスピンカラムは20年以上前のものです。
溶出液のpHは確認する必要がありますが、スピンカラムが劣化するようなことはあるでしょうか?
ご教示いただけますと幸甚です。
 
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(無題) 削除/引用
No.10259-5 - 2022/02/16 (水) 14:24:00 - noname
スピンカラムのシリカメンブレンも経年劣化で吸着が悪くなりますよ。

(無題) 削除/引用
No.10259-4 - 2022/02/16 (水) 13:58:39 - G25
わざわざGenecleanを引き合いに出さなくても、QIAEXII Gel Extractionのマニュアルに同様のこと書いてありましたね。
https://www.google.com/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&ved=2ahUKEwiBvMC8t4P2AhUvslYBHYKyB9UQFnoECAoQAQ&url=https%3A%2F%2Fwww.qiagen.com%2Fau%2Fsearch%2Fqiaex-ii-gel-extraction-kit&usg=AOvVaw2Q8yk8R5z9JJOc4AzDGqvE

(無題) 削除/引用
No.10259-3 - 2022/02/16 (水) 13:45:00 - G25
NaIやグアニジウム塩のようなカオトロピック塩はアガロースを溶解するためだけではなく、核酸がシリカに吸着する作用にもカオトロピック塩の存在が重要です。だから、ゲル精製でない溶液反応の収量に影響しないとは言えないと思います。

それが原因かどうかわかりませんが、NaIはシリカ精製の原法でつかわれグアニジウム塩の有効性が認知される前は一般的で、NaI使用のGeneCleanなんてよく使っていたんですが、

NaI溶液は保存中に劣化します。劣化すると着色してくるので歴然です。
劣化すると結合力が低下し収量が下がる、pHの上昇が良くないので酢酸などでpHを下げろとマニュアルに書いてあります。
記憶だと、そのほかにもヨウ素が酸化してくるので、DTTなんかをいれて還元するなんてこともしていたような、

Genecleanのマニュアルを見つけたので参考までに
https://www.google.com/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&ved=2ahUKEwjDtoKLsYP2AhUCr1YBHR2vCSUQFnoECAYQAQ&url=https%3A%2F%2Fmedia.mpbio.com%2Fdocument%2Ffile%2Fmanual%2Fdest%2Fg%2Fe%2Fn%2Fe%2Fc%2FGENECLEAN_II_Kit_Manual.pdf&usg=AOvVaw01m05yaz3sszYrUmxQmqrG

QIAquick Gel ExtractionとQIAEXII Gel Extraction 削除/引用
No.10259-1 - 2022/02/16 (水) 13:07:40 - ねね
いつも拝見させていただいております。
ラボを移動し、現在は年代もののQIAEXII Gel Extractionを使用しています、精製時の収量が非常に悪く困っています。前のラボではQIAquick Gel Extractionでした。

PCR産物は1 kbほどで、スピンカラムを使うと10%未満しか回収できません。

前者のゲル溶解液はQX1でして、その組成は

7 M NaPO4
10 mM NaAc
pH 5.3

一方、後者のQGの組成は

5.5 M guanidine thiocyanate (GuSCN)
20 mM Tris HCl pH 6.6

です。

当初、この違いが収率に影響するのかと思っていましたが、どうもそうではなさそうで、スピンカラムか溶出液に問題がありそうです。というのも制限酵素処理後のクローンアップの用途で使用をしても回収率が低いからです。
ちなみにそのスピンカラムは20年以上前のものです。
溶出液のpHは確認する必要がありますが、スピンカラムが劣化するようなことはあるでしょうか?
ご教示いただけますと幸甚です。

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