いつも拝見させていただいております。
ラボを移動し、現在は年代もののQIAEXII Gel Extractionを使用しています、精製時の収量が非常に悪く困っています。前のラボではQIAquick Gel Extractionでした。
PCR産物は1 kbほどで、スピンカラムを使うと10%未満しか回収できません。
前者のゲル溶解液はQX1でして、その組成は
7 M NaPO4
10 mM NaAc
pH 5.3
一方、後者のQGの組成は
5.5 M guanidine thiocyanate (GuSCN)
20 mM Tris HCl pH 6.6
です。
当初、この違いが収率に影響するのかと思っていましたが、どうもそうではなさそうで、スピンカラムか溶出液に問題がありそうです。というのも制限酵素処理後のクローンアップの用途で使用をしても回収率が低いからです。
ちなみにそのスピンカラムは20年以上前のものです。
溶出液のpHは確認する必要がありますが、スピンカラムが劣化するようなことはあるでしょうか?
ご教示いただけますと幸甚です。 |
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