ちょっと待ってください。HEK293細胞を「剥がす」だけなら確かにEDTAだけで剥がれますが、FACS単細胞解析等のために単細胞化するという意味ならEDTAだけでは無理で、メカニカルに強力なピペッティングが必要です。というのはほかの接着細胞と異なり、HEK293系の細胞の横の接着はCa2+/Mg2+非依存的だからです。そのためピペッティングで単細胞化してもEDTA-PBS中で高密度で置いとくとまたどんどん凝集していきます。また、PBS-EDTA中に浮遊させた単離(したはずの)細胞を15 mlチューブで遠心すると、凝集した細胞がもやもやした塊となってチューブ壁に引っかかって底まで落ちないことがあります。ご注意を。 |
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