おお様
ありがとうございます。
とりあえずペプチドとタンパク質の結合を確認したいのと、
可能ならフリーのペプチドのバンドの濃さからImageJなどを使ってBinding Affinityまで定量的に示すことができればベストと思っています。
1.よく考えたら、私の使用しているペプチドは低pHではタンパク質との結合が外れてしまう可能性のあるものでした。
あまり大幅な条件変更はせず、まずは通常のネイティブPAGEの条件で単純に電極を逆転させる泳動を試してみてもいいかと思いました。
2.アガロースゲルを使う手法については下の文献を見つけました。
ttps://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9805/9805_kaisetsu.pdf
今回使用するペプチドは分子量が2500くらいの小さいものなので、上手く見えるか微妙ですが、低分子量核酸分離用のアガロースを使ってみるのはどうだろうと思っています。
3.それと電気泳動ではなく、若干邪道な気もするのですが、限外ろ過フィルターを使って結合を示せないだろうか?とも思っています。
手元に30kDaで分画できる、0.5mlの限外ろ過フィルターがあります。
ttps://www.merckmillipore.com/JP/ja/product/Amicon-Ultra-0.5mL-Centrifugal-Filters-for-DNA-and-Protein-Purification-and-Concentration,MM_NF-C82301#specifications
・予めペプチドを蛍光標識しておいて、
・ペプチド単独、ペプチド+標的タンパク質(200kDa)、ペプチド+BSA(65kDa)をそれぞれ限外ろ過
・標的タンパク質に結合したペプチドはろ過されずに残り、フリーのペプチドだけがろ過されるはず。
・ろ液の蛍光強度から、フリーのペプチド濃度を計算
・元のペプチド濃度から引き算して結合量を算出
免疫沈降やELISAの変法などいろいろ試したのですが、洗浄のステップで解離してしまうのかどうしても上手くいきませんでした。
この方法なら、電気泳動と同じく洗浄のステップがないのでもしかしたら上手くいくのではないだろうか?と思っています。
こういうBinding affinityの調べ方は一般的ではない気がするのでかなり不安ですが。 |
|