オーバーロードしなければ、あるいは十分に広いウェルを使えば(あるいは複数レーンを使用するか)、それほど難しい分離でもないと思いますけど。
レーンを広くするとアガロースゲル量が増えてしまいますが、シリカ法で精製するならmelting/binding solnだけスケールアップすれば、シリカからの溶出液量はかわらないわけですから。
いまはそんなのクレージーだとわかっているのでやらないけど、昔はmupidのゲル一枚をいっぱいいっぱいに使って数ugのDNAを切り出すなんてこともした。
ちなみに、どれくらいのスケール感? (DNA量とウェル幅、泳動距離など)。
よくやる手としては、
2 kbの断片を更に切断するけど3 kb断片は切らない制限酵素で消化して、2 kbをもっと細切れにすれば、3 kbの分離が良くなる。
泳動電圧は可能な限り下げる。高い電圧で速く流すとラッシュアワーで人が殺到するのと同じで、DNA断片が分子ふるいに一気になだれ込み、乗り遅れた分子がtailingする(イメージです)。 |
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