血清の場合、アルブミンが大半を占めるという特殊事情のため、微量蛋白質を検出しようと思うと通常の蛋白質量の数倍<アプライしないと検出が困難なことがしばしばあります。しかしこれをすると今度は大量のアルブミンが泳動を乱してデータが大変汚くなったり、非特異的な反応を呈したり免疫グロブリンが2次抗体と反応したりして良好な結果が得られないこともよくあります。分析対象とする蛋白質がきまっているならばあらかじめ50%飽和硫安分画(この場合透析も必要)とかブルーセファロースなどでアルブミンを除去してから蛋白質濃度を合わせてwestern blottingに供した方が良いような気がします。便利なアルブミン除去キットは市販もされてたと思いますので検討ください。 |
|