いずれも空気酸化を受ける物質と見受けられます(とくに下2つ)。
この手の物質は酸素と反応しますから、無極性あるいは低極性溶媒中に溶かすのが安全です(極性が低いほど溶存酸素が少ない)。逆に粉末状態のような酸素が直接接触する状態だと速やかに酸化します。
また、溶媒に溶かしていても徐々に酸化が進むので、長期保存の場合には
(1) 容器内を不活性ガスで置換して密封(アンプル内と同じ状態)
(2) 溶液にBHTなどの酸化防止剤を添加
といった工夫が必要です。
(1) は特殊な方法が必要かつ頻繁に開け締めすると大変です。アンプルを再び閉じる場合でも不活性ガスでの置換が必要ですので、簡単ではありません。(2) は余計な物質が入ってくるというデメリットがありますが、取り扱いは簡便です。
トコフェロールについては、アンプルに直接溶媒を入れて溶液として取り出すしかないかと思います。 |
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