SD配列は開始コドンから10 nt前後(概ね8 nt)から大きく外れると効果的でないとされています。
前にも書いたようにタグから翻訳開始させて目的遺伝子のCDSをin-frameでつなぐのが一般的です。N末タグなしにCDSからいきなり翻訳開始させるというのはかなり特殊なんですけれど、なぜ、そうしようとしているのでしょうか。
pETシリーズにも組込む遺伝子のSD配列+開始コドンで始めるデザインのがあったり、 開始コドンにNdeIを重ねて、ATGで始まるCDSを直結させるとSD配列が丁度よい配置になるベクターとかあるにはあるんですけど。
具体的に使用するベクターを使用しようとしているのかとか、
どういう融合タンパク質にしようとしているのか(あるいは融合させないのか)とか(これは目的タンパク質の精製戦術にも関係しますし)、
先にプランがあるはずなので、その情報をまず明らかにしないと、埒あかないように思います。 |
|