Caco-2でmRNAとタンパクレベルを見たんですよね。それなら小腸でも同じ手法をまずは用いるのが筋じゃないでしょうか。Caco-2でVivoの現象を再現できているとした場合、mRNAの安定性がましたのか、転写が上がったの結論がついてますか?その細胞で転写が上がっている根拠があるならプロモーター活性を調べることはまだわかりますけど。
もう一つ考慮しないといけないのは組織でやると細胞はいっしょごたです。いろいろな細胞が混じっていることになります。それをすりつぶしてルシフェラーゼの活性を見ているならいろいろな細胞のノイズが混ざってきます。腸管上皮に特異的というならまだわからなくもないですが、それにしても腸管上皮細胞も根本の分裂の盛んなところから、役目を終えようとしているものまであります。
そんなことを考えるとまずはTransgenicでなく通常のマウスでいいから免疫染色をしてみたほうがいいのかもしれません。定量は難しいですけど、発現の強い細胞集団や弱い細胞集団の分布が変わっているかもしれません。 |
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