いつも拝見させていただいております。
今回、培養細胞に薬剤(抗癌剤)処理した際に
培養細胞上のタンパクの変動をFACSのMFIの動きで見ました。
その際、薬剤によっては、
培養細胞の形状が変わって大きく膨らんだりします。
その際、FACSでも薬剤添加群でFSC-SSCが大きくなり、
そしてFL1,FL2の各分子もそれにつられ
発現強度が大きくなります。
(voltage,compensationはポジコンで合わせて、
薬剤添加、無添加では一切動かしていません)
薬剤添加群のアイソタイプコントロールサンプルは
薬剤無添加群のアイソタイプコントロール群と比較して
MFIが3⇒6になったり、ひどいときは3⇒10となり、
target分子で染色、反応したものはそれにつられ薬剤添加群で
大きく動きます。
ヒストグラムで明らかに薬剤添加群のアイソタイプコントロールが薬剤無添加群と比較して動いていると分かります。
そのまま、MFIを棒グラフで出すと
target分子は明らかに動いていると思いますが、
アイソタイプコントロールも動いているので解析しづらいのです。
そのため解析は
薬剤無添加群と薬剤添加群ごとに
target分子のMFI/アイソタイプコントロールのMFIで計算し
薬剤添加によって
変化があるかどうかで行いました。
しかし論文ではMFIを出すときに
target分子のMFI/アイソタイプコントロールのMFIで出したグラフは見たことがありませんし、見たことあるものは
target分子のMFIで薬剤添加によって
変化がありましたとか
アイソタイプコントロールと並べて棒グラフに載せてあるもの
かあるいはヒストグラムで変化を視覚的に出しているのを
見たことしかありません。
薬剤添加したものをFACSで解析するとき、
やはり形状があまりにも変わるものと変わらないもので
比較はできないのでしょうか。
また、皆様は薬剤添加によってtarget分子が動いたかどうか
例えばFACSで見るときにどのように解析されているのでしょうか。 |
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