>ところで、1コピーあたりの標識が多い長さのプローブを(150bpではなく。300bpとか500bpとか)作り、加水分解せずに用いるという考え方は、あまり良い方法ではないでしょうか。
プローブの分子量が大きいと、組織標本に浸透しづらいので、ハイブリをさまたげますし、逆にフリーのプローブもWashで落ちにくくなります。whole mountなんかでひどいときには、標本の表面にべったり吸着して真っ黒、だけど内部は全然染まっていないという状態になります。
1 kbだとか長いプローブでも断片化しなくていいという人もいるようですが、私は信じません。たぶん、そんなに長いと、RNAプローブ合成が全長まで行かないで、途中で止まった短いのができていて、それがたまたまうまく働いただけなんじゃないかと思います。
>もしよろしければ、AP様が通常行っているDNAプローブ使用時の、ハイブリや洗いの温度や条件等をお教え頂けないでしょうか。
RNAプローブのハイブリは酸性条件で55〜65℃、DNAプローブの場合は42〜48℃です。ISHの場合、Washでstringencyをコントロールするのはほとんど効果がありませんので、Washは同じ条件です(室温で、プローブなしのハイブリバッファーからPBTに徐々に置換しながら)。 |
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