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IP用サンプル調整のためのsonicationについて トピック削除
No.903-TOPIC - 2011/09/10 (土) 23:01:38 - biologist
今、核膜蛋白質laminのCoIPをやろうとしていますが、そもそも内在性のlaminをWestern blotで検出できません。
同じようなことをやっている論文を参照すると、細胞をlysis bufferに溶かした後、sonicationをやっています。

おそらくlaminを可溶化するためにやっていると思いますが、あんまりやりすぎるとCoIPで問題が出そうな気がします。

皆さんは、こういうときsonicationをどのような条件で行っていますか?
よろしければ教えてください、よろしくお願いします。
 
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No.903-3 - 2011/09/18 (日) 21:06:30 - biologist
>ABZO様

 返信ありがとうございます、すごくいろいろ書いていただいて本当に助かります、また返事が遅くなってすみません。
 
 ええ、核膜に裏打ちしているあのlaminです。
laminが壊れやすいタンパクだとは。。。重合してメッシュ状になるからすごい安定で可溶化しにくそうなイメージを持っていました。
 核膜をTritonやNP-40はあまり核に影響を与えないというのも知りませんでした。デオキシコール酸ナトリウムが良いのですね。

EDTAって核膜を不安定化させるのですか。いままでのCoIPでEDTAをいれてやったほうがよく落ちていたのでなぜかわからないけど入れていました(もちろん金属プロテアーゼを阻害するためもあるのでいれていたのですが)。

 確かに、ABZOさんのおっしゃる通り、まず内在性のlaminを検出できるようになるところから始めたいと思います。CoIPは弱い結合だとバックと差が付きづらいから大変なんですよね。

 もし、今回教えていただいたことが掲載されている参考文献などがありましたら教えてください。

(無題) 削除/引用
No.903-2 - 2011/09/16 (金) 23:49:19 - ABZO
ラミンって核膜のうらのくっついてるあれだな?。あれはけっこう試料調製中とかにプロテアーゼで分解されやすいよ。超音波はいい感じで温かくなるから、緩いライシスバッファー中でやってると酵素とかがいろいろよろしくないことしそうだな。proteinase inhibitorをいろいろしっかり入れるとか,レムリーバッファーで細胞溶かすとかしたほうがいいかも。またいま使ってる抗体が果たして信用に足るものかどうかも問題だな。もちろんしれがIPにも使えるかどうかも大事だけどね。出来ることならもう一つ二つ別のメーカーから買ってみたらどうよ。もし抗体が原因ならその間の祖試行錯誤はほぼ徒労に終わるからこれは痛いから。それとあれだ、coIPの話だけどまず使ってるライシスバッファーが核膜を可溶化できるやつでないとやっぱだめだ。超音波はDNAとか切ったり、膜をズタズタにはするので確かにそのすごさは認めるけど、基本あれはたんぱく質を溶かすためのものじゃないから、やっぱ溶けなきゃ遠心したら下に行くよ。それでじゃあ何使えばいいんだよということだが、NP-40とかTritonは基本的に核はあんまり影響しないからこれはまず候補から外すということで、IPにも適用できそうでかつ核膜溶かすということだとたとえばデオキシコール酸ナトリウム(DOC)とかCHAPSとかそのへんをいれるといいかな。というかRIPA bufferどうよ、DOC入ってるよ。CoIPだとこれら中途半端に強い界面活性剤が複合体を解体させるリスクはあるけど、まあとりあえず、自分的には、IPしてラミンとれてくるか見て(まずこれが確認できることがこの実験の大前提だな)、それを確認してから条件を段階的に緩めて可溶化能と複合体安定化の妥協点さぐるという戦略かな。あとEDTAは入れた方がいいよ。Mgキレートして核膜不安定化して核膜の破壊をたすけるとおもうので。それとIPってバックグラウンドが結構多くて、CoIPしてもCoIpできてても量的にマイナーなものだとそういうのに隠れてしまい見えなくなることもすごく多いよ。できるだけよけいなものを持ち込まないように、たとえば核フラクションに分画してからIPするとかしたほうがいいかもね。

IP用サンプル調整のためのsonicationについて 削除/引用
No.903-1 - 2011/09/10 (土) 23:01:38 - biologist
今、核膜蛋白質laminのCoIPをやろうとしていますが、そもそも内在性のlaminをWestern blotで検出できません。
同じようなことをやっている論文を参照すると、細胞をlysis bufferに溶かした後、sonicationをやっています。

おそらくlaminを可溶化するためにやっていると思いますが、あんまりやりすぎるとCoIPで問題が出そうな気がします。

皆さんは、こういうときsonicationをどのような条件で行っていますか?
よろしければ教えてください、よろしくお願いします。

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