随分続いていますので、書き込みを全部把握してませんが、条件とうでできると思ったことを書いてみます。
違う酵素、バッファー添加物の検討。バッファーの組成が明らかになっているものであれば、その中にDMSO(-10%)、ベタイン(-1M)、フォルムアミド(使う人がいるが私は使わないので濃度については分からない5%ぐらいとおもうが)などが入ってなければ加えてみる。違うメーカーの酵素をかうと、酵素自身の違いやバッファー組成なども変わるので、結局はバッファーをいじったりしているようなもんだという認識はあります。
スメアー、ノンスペが目的のサイズより高い(長い)位置にくるとき。伸長反応をみじかくする。目的より短い位置にくるとき、伸長反応は長めに取る。
アニーリング温度はプライマーのTcは無視して一度バンドが消える所まで上げるようなつもりで幅広くトライする。私はアニーリング温度設定は面倒なのでタッチダウンでやる事がふえました。
ノンスペがある場合はプライマー濃度を下げることも、特異性を出すのに有利です。
スメアーな状態でノンスペがドミナントであればサイクル数を減らして見ることも選択しだと思います。スペシフィックが先に立ち上がってきている可能性があります。
ホットスタート(マシンをあらかじめ96度とかに設定しておきチーブを設置する)。
ゲノムがターゲットなら増幅されるフラグメントにない制限酵素で切断する事でノンスペをへらす。
さらに切ったあとその制限酵素で目的の配列を含むフラグメントの長さに匹敵する所を電気えいどうしゲルから抽出して、ターゲットの量とテンプレートの複雑性をさげる。サイズによってはスピンカラムなど利用してもいいかもしれません。
あまりやらないがアニーリングのステップの時間の延長。
テンプレートの量をへらす。ゲノムのPCRはテンプレートの量を入れ過ぎてかからないことがしばしばあります。10ngあれば十分です。1ngぐらいでも何とかなるかもしれません。
プライマーが個体差などでマッチしてない可能性を考える。これはプライマーを変えるしかないです。 |
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