Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 新しいテーマで話を始める場合、質問をする場合は「新しいトピックを作る」から書き込みをしてください。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

最新のフォーラム | このフォーラム | ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

UCP1熱産生 トピック削除
No.777-TOPIC - 2011/08/16 (火) 11:09:39 - tanbo
現在アザラシのUCP1における熱産生について研究しています。
そこで、UCP1について質問があります。
UCP1が存在すること、ATPを合成することなく、H+を直接熱にして散逸するとありますが。。。
どのようにH+を熱に変えるのでしょうか?
いろいろスキーム等を見てもH+→UCP1の間で熱のようにしか書いておらず…
初歩的な質問かと思いますが文献等、どんな情報でもよいので頂けたらありがたいです。
宜しくお願い致します。
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



11件 ( 1 〜 11 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.777-12 - 2011/08/23 (火) 15:59:12 - tanbo
tuika様
遅くなって申し訳ありません。
はい、私もそのように理解しています。

また何かあれば情報をいただけるとありがたいです。
ありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.777-10 - 2011/08/18 (木) 12:36:00 - tuika
tanbo様、どうもありがとうございます。なんとなく分かった気分になりました。
脂肪細胞でのメインの熱源は、プロトン濃度勾配が無くなったことによりフィードバック阻害がかからなくなったグルコース、脂肪酸の分解経路にある。
またUCP1が発現することによりプロトン濃度勾配が解消される、このプロトンの拡散自体も熱と考えることができる。
こんな感じの理解で大丈夫でしょうか。

(無題) 削除/引用
No.777-9 - 2011/08/18 (木) 10:12:52 - tanbo
tuika様へ
私の研究は−20℃を超える地域で生活するアザラシがどのように体温を保持しているについてです。その体熱産生にUCP1が関与しているのではないかということを研究しています。

私的考えではありますが、通常熱産生にはATPを合成する過程、ATPからADPへ分解される時に熱は出ます。この時体では骨格筋運動や、栄養代謝などが行われていると思います。これらの運動、代謝によってグルコースや脂肪酸を使用しATPを合成分解しています。
しかし、これらの運動や代謝が弱まり、体内のATPが十分な時はATP合成に使われるプロトンはミトコンドリア内膜へと貯蔵され、脂肪酸の分解やグルコースの分解は穏やかになります。
ここでUCP1が存在することで、プロトンをマトリックス内に流入させ内膜のプロトン濃度が低くなります。
プロトンの濃度が低くなったことにより、グルコース、脂肪酸の分解が促進されるということになります。
結果、tuika様のいう通り脂肪酸の燃焼が起こるということなのではないでしょうか?

わかりづらい拙い文章で申し訳ありません。
まだ勉強中の身である故、訂正、補足等々よろしくお願いいたします。

質問 削除/引用
No.777-8 - 2011/08/18 (木) 07:28:30 - tuika
褐色脂肪細胞での熱産生=脂肪酸の燃焼(酸化分解)
というように書いてあるものが多いように思いますが
プロトンの散逸と脂肪酸の燃焼はどのあたりでリンクするのでしょうか?
何かリンクするところがあってUCP1の変異→肥満というような研究が行われているんじゃないかと思うのですが・・・。
どなたかご存知でしたらお教えください。もしくは、tanbo様の研究が、このリンクをさがすようなものなのでしょうか?

(無題) 解決済み 削除/引用
No.777-7 - 2011/08/17 (水) 17:35:56 - tanbo
文献、分かりやすい説明ありがとうございます。
納得しました。

ありがとうございました。また何かあれば宜しくお願い致します。

(無題) 削除/引用
No.777-6 - 2011/08/17 (水) 16:54:06 - TS
AP様:
私の全くの勘違いなのですね。大変勉強になりました。かなりすっきりしました。
詳しい解説、ありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.777-5 - 2011/08/17 (水) 13:30:50 - AP
>ATPを合成することなく、H+を直接熱にして散逸するとありますが。。。
どのようにH+を熱に変えるのでしょうか?

こういう説明じゃ不足でしょうか、

揚水発電のようなもので、電子伝達系によって内膜と外膜の間にくみ出されたプロトンは高いエネルギーをもっていて、それが内膜内に流れるときにエネルギーを放出します。このエネルギーを高エネルギー物質のATPを合成するために使えばエネルギーはATP分子に回収されます。発エルゴン反応であるプロトンの内向き流に共役する、吸エルゴン反応であるATP合成がなければ、発せられたエネルギーは熱となって放出されます。

>通常のエネルギー産生では、異化の回路(β酸化やクエン酸回路など)を回していくときに、熱を産生し、

ほとんど熱を生じないで、高エネルギー物質を合成する化学エネルギーとして回収していくところがエネルギー効率的に生物が優れているところでしょう。

(無題) 削除/引用
No.777-4 - 2011/08/17 (水) 10:06:51 - TS
まちがっていたら、どなかたご指摘ください。たしかに教科書でもちょっと誤解しやすいところだと私も思ってしました。私も真偽を確認したいです。。。

通常のエネルギー産生では、異化の回路(β酸化やクエン酸回路など)を回していくときに、熱を産生し、最終的にプロトン(の電位差)を使って、ATPを産生する(さらにATPを分解するときにも熱を産生するかも)。UCP1は、ATPを作らずに、プロトンの電位差を解消することが出来るが、異化の回路は通常通り回すことになるので、熱を産生する。結果的に、UCPはATP合成なしに熱を産生することになる。

ちがうのかな?

(無題) 削除/引用
No.777-3 - 2011/08/17 (水) 06:12:21 - ta
jams.med.or.jp/symposium/full/124062.pdf
>生体は熱エネルギーを回収利用する仕組みを持たないので,体外に放散するのみである.

(無題) 削除/引用
No.777-2 - 2011/08/16 (火) 17:22:35 - ~
ライセンスが無いので孫引きが出来ていませんが、
http://rphr.endojournals.org/cgi/reprint/56/1/309
のイントロかモデル図の部分で引用されている文献に書かれているのでは。

熱が発生するモデル図を描いている以上、この文献が引用している報告の中にそのような内容があるのでしょう。

UCP1熱産生 削除/引用
No.777-1 - 2011/08/16 (火) 11:09:39 - tanbo
現在アザラシのUCP1における熱産生について研究しています。
そこで、UCP1について質問があります。
UCP1が存在すること、ATPを合成することなく、H+を直接熱にして散逸するとありますが。。。
どのようにH+を熱に変えるのでしょうか?
いろいろスキーム等を見てもH+→UCP1の間で熱のようにしか書いておらず…
初歩的な質問かと思いますが文献等、どんな情報でもよいので頂けたらありがたいです。
宜しくお願い致します。

11件 ( 1 〜 11 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を

このトピックにメッセージを投稿する
名前 
メール   アドレス非公開
   タイトル 
本文      
設定  クッキーを保存(次回の入力の手間を省けます)
上に上げない(トピックの一覧で一番上に移動させません)
解決(問題が解決した際にチェックしてください)
暗証  半角英数字8-12文字の暗証番号を入れると、あとで削除、修正ができます。
送信 

〔使い方〕
  • 「アドレス非公開」をチェックすれば、自分のメールアドレスを公開しないで他の方からメールを受け取れます。
  • 問題が解決した際には、解決ボタンをチェックして解決した旨のコメントをつけてください。これは、初めにトピックを作った人と管理人のみが可能です。
  • 半角カタカナ、機種依存文字(全角ローマ数字、○の中の数字等)は文字化けの原因となりますので使わないでください。