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血清(FBS)中の亜鉛の除去について トピック削除
No.767-TOPIC - 2011/08/10 (水) 11:15:16 - 亜鉛
現在、修士学生でzinc finger nucleaseを用いた研究を行おうとしています。
トピックにもある通り、細胞培養の際に添加する、市販のFBSに含まれる亜鉛を除去したいのですが、どのような手法が考えられますか?
いくつかの論文ではBio-Rad社のChelex-100を用いていますが、購入してもらう以外の方法を探しています。

もし、何かご存知でしたらご教授願います。
よろしくお願い致します。
 
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(無題) 削除/引用
No.767-13 - 2011/08/12 (金) 17:06:42 - 亜鉛
ABZOさん
> Znに限らないことだけど、生体内(生物材料)では金属イオンはフリーというのはそんなに多くなくて、蛋白質にゆるくくっついた形で存在していると思う。血清ならアルブミンとかにくっついてる。なので透析しても結合型のほうは除けるのかな。なかなか除ききれないじゃないかな。わかんない。培地のなかの亜鉛はあってもいいのかな。それならいいけど、細胞内には亜鉛を補欠分子族として必要な酵素とかもけっこう種類あるからあんまり濃度下げると細胞の生存自体ヤバくなるとおもう。濃度調節するときそういう影響も入るよね。

生体内での金属イオンについての情報ありがとうございます。
使用しようとしている培地中には、販売している会社の組成表に書いていなかったため、入っていないと判断しています。

abさん
> 培地から完全にZnイオンを除いてしまうと、細胞の生育や生存性に大きな影響を与えるようです。
> なので、無血清培地でもZnイオンは入れるものだそうです。
> <http://www.sigmaaldrich.com/life-science/cell-culture/learning-center/media-expert/zinc.html>

ありがとうございます、参考になりました。

> 血清に含まれるZnイオンの濃度はロットによって異なると思いますが、無血清培地あるいは基本培地に自分で必要な量だけZnイオンを入れると濃度をコントロールできますよね。
> 完全になくするのではなく、必要最低限(数nM)入れたものを基本の状態として、さらにZnイオンを追加した際の影響を調べる、としたほうが細胞にとってよい気がします。

とてもわかりやすかったので、この方法で行うことを相談してみたいと思います。
ありがとうございます。

(無題) 削除/引用
No.767-12 - 2011/08/12 (金) 17:04:26 - 亜鉛
多くの返信ありがとうございます。

~さん
> http://mimasaka.jp/library/themes/pdf/syohou/2007/kosaka07.pdf
> ヒトだと、100ug/dL = 1mg/L位ですね。
> 数十uMということは1弱〜数mg/L位でしょうから、ヒトのキットがそのまま使えそうですね。
>
> ところで、測定キットが高いとかかれていますが、ご自分でキレート処理や透析等で亜鉛濃度をコントロールするのであれば、測定は必須なのではないでしょうか?
>
> 臨床用が高いというのであれば、水質検査用のキットはより安いですし、測定範囲もそれほど変わりません。
> http://www.cscjp.co.jp/Products/MN/VISO/Zinc.html
> ただ、発表する際にデータの信憑性が求められると、少し弱いかもしれません。

キットについての色々な情報、ありがとうございました。
そうですね、自分で測定する必要がありますね。もし自分で亜鉛濃度を調節する際には、紹介していただいた水質検査用のキットを検討したいと思います。

> ところで、その金を使わないで済ませようという考えはボスに言われたのですか?
> そこに時間をかけるよりも、必要経費と割り切って早く実験を進めて欲しいというボスもいますので念のため。

いいえ、そのように言われたわけではないです。
ですが、私がやってみたいと言った実験(亜鉛濃度の調節)なので自分でも結果が出せる自信が無いですし、データが出なそうだねと言われているので、あまり何かを買ってほしいとは言えないです。
でも、一応聞いてみます。

(無題) 削除/引用
No.767-10 - 2011/08/12 (金) 06:05:05 - ab
培地から完全にZnイオンを除いてしまうと、細胞の生育や生存性に大きな影響を与えるようです。
なので、無血清培地でもZnイオンは入れるものだそうです。
<http://www.sigmaaldrich.com/life-science/cell-culture/learning-center/media-expert/zinc.html>

血清に含まれるZnイオンの濃度はロットによって異なると思いますが、無血清培地あるいは基本培地に自分で必要な量だけZnイオンを入れると濃度をコントロールできますよね。
完全になくするのではなく、必要最低限(数nM)入れたものを基本の状態として、さらにZnイオンを追加した際の影響を調べる、としたほうが細胞にとってよい気がします。

(無題) 削除/引用
No.767-9 - 2011/08/11 (木) 20:37:02 - ABZO
Znに限らないことだけど、生体内(生物材料)では金属イオンはフリーというのはそんなに多くなくて、蛋白質にゆるくくっついた形で存在していると思う。血清ならアルブミンとかにくっついてる。なので透析しても結合型のほうは除けるのかな。なかなか除ききれないじゃないかな。わかんない。培地のなかの亜鉛はあってもいいのかな。それならいいけど、細胞内には亜鉛を補欠分子族として必要な酵素とかもけっこう種類あるからあんまり濃度下げると細胞の生存自体ヤバくなるとおもう。濃度調節するときそういう影響も入るよね。

(無題) 削除/引用
No.767-8 - 2011/08/11 (木) 10:10:51 - ~
http://mimasaka.jp/library/themes/pdf/syohou/2007/kosaka07.pdf
ヒトだと、100ug/dL = 1mg/L位ですね。
数十uMということは1弱〜数mg/L位でしょうから、ヒトのキットがそのまま使えそうですね。

ところで、測定キットが高いとかかれていますが、ご自分でキレート処理や透析等で亜鉛濃度をコントロールするのであれば、測定は必須なのではないでしょうか?

臨床用が高いというのであれば、水質検査用のキットはより安いですし、測定範囲もそれほど変わりません。
http://www.cscjp.co.jp/Products/MN/VISO/Zinc.html
ただ、発表する際にデータの信憑性が求められると、少し弱いかもしれません。


ところで、その金を使わないで済ませようという考えはボスに言われたのですか?
そこに時間をかけるよりも、必要経費と割り切って早く実験を進めて欲しいというボスもいますので念のため。

(無題) 削除/引用
No.767-7 - 2011/08/11 (木) 09:27:48 - 亜鉛
返信ありがとうございます。

TSさん
> 他の低分子も抜けますが、それでも良いなら透析が簡単です。安価ですよ。
> 透析済みのFBSも売っていますよ。こっちは、まぁまぁ高価です。
> 補足ですが、Znが抜けたかどうかは、臨床検査キット(和光純薬とか)で簡単にできます。
> 透析膜+臨床検査キット、くらいのお金はあるでしょう。。。

様々な方法を教えていただき、ありがとうございます。
透析済のFBSがあるのですね。探してみたところ、確かに高価でした。
自分で透析を行ってみたいとも思いましたが、亜鉛を検出するキットがわりと高価(Chelex100が17,000円なのでそれと比較)だったので、他の方法を考えてみます。
どうもありがとうございました。


ZFNさん
> 的外れかもしれませんが、ZFNを細胞に導入してノックアウトする実験だけなら亜鉛を除く必要はなかったと思うのですが。

そうですね、仰る通りです。
ですが私が行いたい実験では亜鉛濃度を調節したいため、相談させていただきました。

> 簡単に培養から亜鉛を除きたい場合は、短期間の培養なら、細胞によっては無血清でITSとか入れても培養できる場合があります。
> B27の方がよいかもしれませんが、亜鉛が入っているかは確認していません。

無血清培養を行えば、血清の影響を考えずに済みますね。調べてみます。

> そもそも細胞がZnイオンを持っていると思うのですが、血清中の亜鉛濃度ってどのくらいなんでしょう?

S.C. Paski, Z. Xu(2001)J.Nutr.Bio.12,655-661 やその他文献によるとFBSには、~数十uM含まれていると思います。

(無題) 削除/引用
No.767-6 - 2011/08/11 (木) 07:35:01 - ZFN
的外れかもしれませんが、ZFNを細胞に導入してノックアウトする実験だけなら亜鉛を除く必要はなかったと思うのですが。

簡単に培養から亜鉛を除きたい場合は、短期間の培養なら、細胞によっては無血清でITSとか入れても培養できる場合があります。
B27の方がよいかもしれませんが、亜鉛が入っているかは確認していません。

そもそも細胞がZnイオンを持っていると思うのですが、血清中の亜鉛濃度ってどのくらいなんでしょう?

(無題) 削除/引用
No.767-5 - 2011/08/10 (水) 17:23:48 - TS
補足ですが、Znが抜けたかどうかは、臨床検査キット(和光純薬とか)で簡単にできます。
透析膜+臨床検査キット、くらいのお金はあるでしょう。。。

(無題) 削除/引用
No.767-4 - 2011/08/10 (水) 17:21:34 - TS
他の低分子も抜けますが、それでも良いなら透析が簡単です。安価ですよ。
透析済みのFBSも売っていますよ。こっちは、まぁまぁ高価です。

(無題) 削除/引用
No.767-3 - 2011/08/10 (水) 17:09:27 - 亜鉛
返信ありがとうございます。

> 他の方法を用いている論文があるか文献調査
これが一番ですね。引き続き探してみます。

> メーカーに相談してサンプルを貰う
これは指導教員に相談してみれば良いのでしょうか。
後日してみようと思います。

> 透析(抜けたかどうかの分析代で赤になるかも)
> 完全合成培地(亜鉛抜き)の特注・使用(これも赤になるかと)
> 自分で研究費を取る
上から2つの方法はお金がかかるようなので無理そうです。
一番下についても無理そうです。

引き続き、他の方法を探してみることにします。
ご意見ありがとうございます。

(無題) 削除/引用
No.767-2 - 2011/08/10 (水) 12:03:40 - ~
他の方法を用いている論文があるか文献調査
メーカーに相談してサンプルを貰う
透析(抜けたかどうかの分析代で赤になるかも)
完全合成培地(亜鉛抜き)の特注・使用(これも赤になるかと)
自分で研究費を取る

血清(FBS)中の亜鉛の除去について 削除/引用
No.767-1 - 2011/08/10 (水) 11:15:16 - 亜鉛
現在、修士学生でzinc finger nucleaseを用いた研究を行おうとしています。
トピックにもある通り、細胞培養の際に添加する、市販のFBSに含まれる亜鉛を除去したいのですが、どのような手法が考えられますか?
いくつかの論文ではBio-Rad社のChelex-100を用いていますが、購入してもらう以外の方法を探しています。

もし、何かご存知でしたらご教授願います。
よろしくお願い致します。

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