お世話になっています。
p38 MAPKのシグナリングをやっています。
以前、このフォーラムに、p38MAPKの阻害剤であるSB203580を作用させるとp38リン酸化レベルが上がるというトピックスが掲載されました。
私たちも同じ経験をして、理解に苦しんでいましたが、この現象はMPK-1などのネガティブフィードバックによるというフォーラム上での回答でヒントを得ました。その後、論文等を探してみると、そのような現象はいくつか発表されていることが分かりました。
しかし、最後にこの実験をまとめる段になって疑問に思うのは、SB203580でp38のリン酸化レベルが上がるということは、p38の下流の因子の活性化を促進してしまうのではないか?つまりSB203580がシグナル伝達を阻害しないのではないかとも思われるのですが、どのように解釈したら良いかご教授下さい。
ちなみに、シグナル伝達の最終の反応をみるとSB203580は阻害剤として働いていると判断されます。 |
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