>また、素人感覚なのですが、何を持って抗癌作用があるといえるのか
いまいち把握できていません。今回の化合物に限らず、過剰量の物質が
あれば、細胞増殖抑制や細胞死は誘導されると思うのです。
この考え方、私も同感です。で、あればこそ、私が思うことですが、
調べる細胞の種類を闇雲に増やしても、あまり意味が無いと思います。
結局のところ「何をもって抗ガンなのか」を絞らなければ。
考えていることを詳しく書きすぎると長くなりすぎるので
私が思うことを列挙すると、
・正常細胞には効果が無いことを示す
・すでに「何かしらの機構が破綻(過剰活性化、または阻害)してガン化したガン」に
効果があることを示す
・正常細胞にも存在する「ある機構」に影響することで、効果を発揮する
そして、その「機構」に依存したガンでは、その分子に感受性が高いので
薬としての効果が期待できる。
全体を通じて言えることは、ひとつ。
「その小分子は何をターゲットにしているのか?」
について、暗に示したり、直接示したり(ベター)しなければ、
何を持って抗癌作用があるといえるのか、という原因になると思います。 |
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