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SYBR Green による real-time PCR トピック削除
No.676-TOPIC - 2011/07/15 (金) 00:25:06 - 初心者
Realtime PCR について質問させてください。

今度、実験で、うちの研究室で普段みない一群の遺伝子の発現
(マウスのオートファジー関連の遺伝子発現)をみることになりました。

普段は、Taqmanを使って、Realtime PCR をしているんですが、
ちょっと、オートファジー関連でそろえられるほど予算がしばらくありません。

同じ、Applied Biosystemsの SYBR Greenで
Realtime PCRを行おうと考えていますが、
なかなか、都合よくApplied Biosystemsの SYBR Green で
オートファジー関連遺伝子をみた論文がでてきません。

どうも、SYBR Greenというのはいろいろなメーカーから発売されているようで、
別のメーカーのものなら、いくつか見つかりました。


たとえば、
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/mrd.21331/full
で、
Table1に配列と、アニーリング温度が記載されていますが、
METHODSのReal-Time RT-PCR のところには、
Instrumentは DNA Engine OPTICON 2 instrument
試薬は、qPCR kit: Finnzyes, Espoo, Finland
条件は:
PCR conditions were as follows : 10min at 94℃, followed by 39 cycles of 30sec at 94℃, 30sec at 55 or 60℃, 55sec at 72℃, and a final extension of 5min at 72℃

という報告があります。

Applied BiosystemsのSYBR Greenは基本、95℃、60℃の2Stepですので、
おおよその温度は同じくらいのようです。


場合によるとは思いますが、このプライマーセットを買って
Applied Biosystemsの試薬、機械でやってみる価値あるでしょうか。

別のメーカの試薬・機械で、同じプライマーセットで、Realtime PCRに
成功した経験などおありでしたらおしえていただけますでしょうか。

( 自分で設計するのは敷居が高そうなので、まずは既報のものを使おうと考えています。 )

よろしくお願いします
 
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(無題) 削除/引用
No.676-8 - 2011/08/11 (木) 10:34:16 - nanasi
あくまで私の経験ですが

Universal ProbeLibrary
http://www.roche-applied-science.com/sis/rtpcr/upl/ezhome.html

と、タカラ社、SYBR EX TaqUの組み合わせで安定した結果が得られることが多いです。(アニーリング60℃30秒のタカラ社マニュアル通りの標準プロトコール)

RNAはDNase処理を行い、ゲノムのコンタミネーションがないことをPCRで確認。逆転写を行う前に純度と品質(リボソームRNA)を確認します。

また、融解曲線および産物を解析して問題のないことを確認します。

(無題) 削除/引用
No.676-7 - 2011/08/09 (火) 22:18:06 - 初心者
遅くなりましたが。

論文のプライマーでワークしました。(一応、誰かのためになるかもしれないので、記載しておきます。)

ABIのSYBR Green使っていますが、
マニュアルは、2Stepの記載しかなく、3Stepはどうも非推奨のようでしたが、
アニーリング温度を論文通り、55℃にし、
3Stepでやってみたところ、
綺麗に検量線が引けて、dessociationカーブも綺麗にひけています。
(※ まだ、泳動やシーケンスはしていませんが。)

みなさんありがとうございました。
試薬や機器が違っても、結構いけるものなんですね。

(無題) 削除/引用
No.676-6 - 2011/07/15 (金) 14:25:47 - 初心者
みなさんありがとうございます。
今まで、Realtime PCR用のプライマーを設計したこともなく、、
どうしたものかと、迷っていました。

>> kaさん
ありがとうございます。
とりあえず、試薬や機器のメーカーは違いますが、
論文で書いてあるプライマーの購入してみようと思います。

>> 310 さん、 qPCR さん
ありがとうございます。
3StepでのSYBRGreenをやってみようと思います。

>> ンンノ さん
かなり魅力的ですが、
ちょっと、予算的に厳しいです。。


みなさん、ご意見ありがとうございます。
アニーリング温度もこの論文には書いてくれてありますし、
可能性はあるようなので、試してみようと思います。

それでだめなら、設計したり、駄目なものだけ1つか2つTaqman併用など
工夫しようと思います。
ありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.676-5 - 2011/07/15 (金) 12:07:30 - 310
SYBRの場合、最後にHigh Resolution Melting Temperture analysis ができます。ゲルでエクストラバンドを確認するとともに、ここでホモなピークが出る事を確認してください。

私なら、文献、primer bank(http://pga.mgh.harvard.edu/primerbank/)で検索とprimerblastでの設計により、多めにプライマーを確保して、特異性と反応効率の高いものを選んで使います。可能であればDNAシーケンスもしておけば、さらに安心です。

私はABIの7500FASTでINVITROGENのSYBRGreenのキットと、ここで教えてもらった情報をいじくって作ったラボメイドを使っていますが問題ありません。既製品は2stepですが、ラボメイドは反応効率を上げるため3stepです。既製品の方が最大蛍光強度は高いですが、立ち上がりはどちらも変わりません。

(無題) 削除/引用
No.676-4 - 2011/07/15 (金) 11:04:47 - qPCR
まず、ABIのSYBRのqPCRの試薬ですが、
プロトコールは2-stepで書いてますが、私は普通に3-Stepで行ってます。
そのほうが、アニーリング温度も自分で設定できるし、
72度で伸長するので増幅効率がよい事が多いです。

さて、違うqPCRの試薬で同じ結果が得られるかですが、
こればかりは、やってみないとわかりません。
特にバッファーの組成が、それぞれ微妙に異なりますので。

今回の質問の場合、プライマーも安いので、
私でしたら、まずはそのプライマー配列で試してみて、
うまく増幅するものに関してはそのまま使い、
そうでないものに関しては、自分でプライマーを設計します。

(無題) 削除/引用
No.676-3 - 2011/07/15 (金) 10:32:51 - ンンノ
解析対象遺伝子が少数で多数の試料を測定するなら自分で設計して検証実
験するのが、コストは安いです。
たくさんの種類の遺伝子を測定するなら、検証済みの既製品を買うほうが
安上がりかもしれません。
こういうのもあります。
http://www.sabiosciences.com/rt_pcr_product/HTML/PAHS-084A.html

(無題) 削除/引用
No.676-2 - 2011/07/15 (金) 10:25:25 - ka
大いにやる価値はあると思います。

要は、プライマーダイマーや非特異的増幅がなければ、
「使えるプライマー」と思いますので。

サーマルサイクラーがアプライドのものしかなければ仕方有りませんが、
私ならばTmをグラジエントして、様子を見てみます。

非特異的増幅がないように、自分で設計してもそれほど苦ではありませんよ。

SYBR Green による real-time PCR 削除/引用
No.676-1 - 2011/07/15 (金) 00:25:06 - 初心者
Realtime PCR について質問させてください。

今度、実験で、うちの研究室で普段みない一群の遺伝子の発現
(マウスのオートファジー関連の遺伝子発現)をみることになりました。

普段は、Taqmanを使って、Realtime PCR をしているんですが、
ちょっと、オートファジー関連でそろえられるほど予算がしばらくありません。

同じ、Applied Biosystemsの SYBR Greenで
Realtime PCRを行おうと考えていますが、
なかなか、都合よくApplied Biosystemsの SYBR Green で
オートファジー関連遺伝子をみた論文がでてきません。

どうも、SYBR Greenというのはいろいろなメーカーから発売されているようで、
別のメーカーのものなら、いくつか見つかりました。


たとえば、
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/mrd.21331/full
で、
Table1に配列と、アニーリング温度が記載されていますが、
METHODSのReal-Time RT-PCR のところには、
Instrumentは DNA Engine OPTICON 2 instrument
試薬は、qPCR kit: Finnzyes, Espoo, Finland
条件は:
PCR conditions were as follows : 10min at 94℃, followed by 39 cycles of 30sec at 94℃, 30sec at 55 or 60℃, 55sec at 72℃, and a final extension of 5min at 72℃

という報告があります。

Applied BiosystemsのSYBR Greenは基本、95℃、60℃の2Stepですので、
おおよその温度は同じくらいのようです。


場合によるとは思いますが、このプライマーセットを買って
Applied Biosystemsの試薬、機械でやってみる価値あるでしょうか。

別のメーカの試薬・機械で、同じプライマーセットで、Realtime PCRに
成功した経験などおありでしたらおしえていただけますでしょうか。

( 自分で設計するのは敷居が高そうなので、まずは既報のものを使おうと考えています。 )

よろしくお願いします

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