抗原提示能のアッセイ法としては、
(1)抗原提示細胞(ここではA20細胞)と同系マウス由来の抗原特異的なT細胞クローンの混合培養系を
(2)対応する抗原(ペプチド)で刺激して、
(3)T細胞クローンの抗原特異的応答(細胞増殖やサイトカイン産生など)を検出する
のが方法論としては標準的だと思います。
MHC classII分子の発現増加は、抗原で刺激された未熟樹状細胞の成熟化等の簡易な指標として採用している論文は見かけますが、A20細胞の抗原提示能として適切かどうかはわたしにはわかりません。
ただ、基本的にはあなたの研究室で採用しているアッセイ法に従うのが望ましいと思いますので、まずはあなたの研究室のこれまでに発表されている過去の論文を精読して、抗原提示能の解析法としてどのようなアッセイ法が用いられているか調べてみてください。
それでわからなければ素直に教官なり先輩なりに聞く方がよいと思います。 |
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