できますよ。
ゲル切り出しもしないでそのままやっても、コロニーをいくつか拾えばあたりが見つかるくらいだとおもいます。脱リン酸化なしのEcoRI消化ベクターとEcoRIインサートを当モル混ぜてligationした場合を考えれば、ベクターのセルフライゲーションのほうがインサートが入ったやつよりたくさんのコロニーを生じるでしょう? 同様にサブクローニングの経験からいって、ベクターの二量体(あるいはそれ以上)はめったに取れてこないとです(そういうのは、たぶん複製などの生理活性に問題あり?)。
幾分でも効率を上げるためのtipsとしては、
・ベクターを切らず、EGFP遺伝子内部を切る酵素の消化を加える。EGFPの断片がコンタミしてもベクターに入りにくくなる。
・DNA濃度を薄めにしてligationする。DNA断片同士の衝突より、ひとつのDNA断片の両端同士が衝突する確率があがるので、セルフライゲーションを起こさせたい時にはよくやる方法です(濃度の目安はTAKARAの資料にあったかな)。 |
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