「可溶性タンパクでも活性がないことがある」に同意。
うまく活性を維持したまま発現させてこようと思ったら工夫が必要なたんぱく質もあります。
過剰発現させたからにはシークエンス等はわかっているのでしょうから、どのグループに属するタンパクなのかも想像できますよね。
つまり、このタンパクとしては機能未知だけど、たとえばGAPドメインを持っているとか。ATPaseドメインを持っているとか。なにかのタンパクに似ているとか。
ものによっては、金属を入れた培地で培養する、ATPを入れたlysisバッファーで溶かす(その場合は精製の過程でずーっと入れっぱなしにします)などの工夫が必要です。
一般的な話であれば、フォールデングを助けるタンパクを共発現させる(GroEなど)、温度を下げて培養、IPTGの濃度を下げる、など基本的にゆっくり発現させる条件にすると可溶性に持ってき易いです。
「可溶性のほうが活性がある可能性が高い」にも同意しますのでね。
まずはその辺に注意しながら、とりあえず活性を測ってみたらいいのでは。 |
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