いつも大変お世話になっております。
ある疾患のヒトの皮膚から分離した線維芽細胞を用いた研究をしているのですが、初代培養の方法について質問があります。
線維芽細胞の初代培養の方法としては、真皮片をdishにまいて、そこから這い出してくる線維芽細胞をexpandしていく「explant法」と、collagenaseなどで真皮片を分解する「enzymatic isolation」が知られていると思います。
explant法の方が一般的のような気がしますが、migrationの能力が低い細胞が淘汰される傾向があると思いますし、初めてexpandできるようになるまでの期間がまちまちで、passage2-3といっても実際の分裂回数はかなり多いということが起こっていそうです。
一方、enzymatic isolationでは、酵素処理による細胞へのダメージや遺伝子発現の変化が気になるところです。
どちらの方法がよいかというデータをご存じの方や、2つの方法を使い分けている方がいらっしゃいましたら、ご意見をお聞かせ頂けると幸いです。 |
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