プライマー冷蔵保存-保存中にダイマー形成。避けるべき。
プライマー冷凍保存-凍結融解でプライマーの一部切れる。配列の特異性減少。しかし複数回の凍結融解で問題ないprimerもあります。
一般的には100uMのプライマー溶液を小分けにしておき、希釈して使用し数回の凍結融解で廃棄と言うことをします。プライマーをペアにして保存しないことも大事です。
うちのラボではプライマーを小分けして保存する場所がないので、私はDNase/RNase Freeのグリセロールと100-200uMプライマーの1:1混合液を作り-20Cで保存しています。これをdH2Oで希釈し1-2回の凍結保存で廃棄をしています。この方法が正解か分かりませんが、いまのところ問題はありません。
PCRに関する試薬の中でprimerは、もっとも暖めてはいけないものです。十分な冷蔵方法(氷)が無い場合、混合の最後に入れるようにしてすぐ保管場所に戻す。Hotstartの酵素を使う。ブロックをあらかじめ変性温度にしておく。などでprimer dimerの発生を最小限にできます。
しかし、適当に扱っても平気なプライマーもあります。ルーチンで使っていて経験則で大丈夫なprimerは、同じラボのほかの人と同じように使えば平気でしょう。 |
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