みなさんの示されたリンク先をすべて正確に理解すればあるいは正解にたどり着けるかもしれませんが、恐らく読み飛ばすと思うので私見を書いておきます。 
 
定量性が一番良いのは蛍光標識を蛍光スキャナで読み取る場合です。 
蛋白量ー抗体量ー蛍光量ーCCD 
のすべてが一応比例関係にあると思います。 
 
さて、X線フィルムを使うときに正しい方法はODを測定する方法です。 
デンシトメータはODを測定する方法です。 
ですから、デンシトメータを使った方法は間違いとは言えませんが、 
フィルムの直線性の問題があって、最初の方法よりは直線性が劣ります。 
それでも 
蛋白量ー抗体量ー発光量ーフィルムのOD 
の関係が一応直線性が悪いながらも比例するわけです。 
 
ここまで書けばお気づきとは思いますが、スキャナを使ったときの方法として正しいのは、 
 
まず、スキャンするときにソフトの自動補正を完全にOffにします。 
これはガンマ設定も含めてです。これで、スキャン時の光量とCCDデータを 
直線的な関係にします。 
 
つぎに得られたデータをImageJ上でODに変換します。 
その後バンドを定量します。 
この、ODに変換することで正しい方法となるわけです。 
 
CCDで読み込んだデータは光量に比例するデータであって、ODではないところを理解してください。 | 
      
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