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siRNAで複数の遺伝子を同時にノックダウン トピック削除
No.468-TOPIC - 2011/05/31 (火) 14:33:54 - EEZZEE
いつも拝見しています。よろしくお願いします。

複数のサブファミリーが存在する遺伝子があり、そのうち3つ(a, b, cとします)をsiRNAでノックダウン(KD)しようとしています(培養細胞です)。

siRNA-a 10nM + 導入試薬 10uL → aのノックダウン成功
siRNA-b 10nM + 導入試薬 10uL → bのノックダウン成功
siRNA-c 10nM + 導入試薬 10uL → cのノックダウン成功

というふうに、各々のsiRNAと導入試薬がワークすることは確認しています。

次に3つ全部のノックダウンを試みました。

siRNA-a 10nM + siRNA-b 10nM + siRNA-c 10nM + 導入試薬10uL

ではaだけがKDされ、bとcはスクランブルと同じレベルのままでした。

siRNA-a 10nM + siRNA-b 10nM + siRNA-c 10nM + 導入試薬30uL

を試しても結果は同じでした。

コツコツと各ファクターの条件検討を進めるしかないでしょうか・・・。複数の遺伝子を同時にKDする際のコツなどありますでしょうか?

教えて頂ければありがたいです。
 
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(無題) 削除/引用
No.468-8 - 2011/06/06 (月) 21:38:42 - Actias
スクランブルをxとして
a+x+x
b+x+x
c+x+x
それぞれ単独と同じでしょうか?

冗長かもしれませんが、
a+b+c
a+b+x
a+x+c
x+b+c
x+x+x

siRNAそのものの導入効率は図るのが難しいから、実験のコントロールが大変ですね。

(無題) 削除/引用
No.468-7 - 2011/06/03 (金) 12:33:19 - EEZZEE
ありがとうございます。
残念(?)ながら私の場合はtriple KDが必要な状況です。
地道に条件検討を重ねるのが確実かもしれませんね。

(無題) 削除/引用
No.468-6 - 2011/06/01 (水) 09:26:48 - 無意識
私はダブルKDにこだわっていましたが、いろいろ自分の気持ちを整理しながら書いていたら、ダブルKDにこだわる必要なし、ということにいきつきました。私のはシングルKDでも明確な機能差が出るので、時間が無駄のような気がします。2種のsiRNAx2でやろうとしてたので、さらにコントロールをいれ、さらにシングルをいれると組み合わせが多すぎ、たいへんでした。

>残念ながら、なかなかネガティブな意味でエキサイティングな実験です。

と書きましたが、よく考えてみたら、これは大事なポジティブデータかもしれません。いろいろやってだめでも、うまくポジティブな方向に持っていくことをお勧めします。


(無題) 削除/引用
No.468-5 - 2011/05/31 (火) 21:59:21 - EEZZEE
ご回答ありがとうございます。

3つのときaだけがKDされることが気になっており、まさに無意識さまのおっしゃるsiRNA同士の”干渉”、または代償的な発現調節が起きているのかなぁと自分も考えていた次第です。特に当方の場合はサブファミリー同士なので、機能的相補があっても不思議ではありません。

機能的相補なのか単にテクニカルな問題なのか区別するため、無意識様のアイディアは大変参考になりました。

あとはスクリーニング的に色々なパターンを試してみるしかなさそうですね・・・。

他にもご経験があればお聞かせ頂ければありがたいです。

(無題) 削除/引用
No.468-4 - 2011/05/31 (火) 20:47:23 - 無意識
トリプルのうち、aの代わりにコントロールを使えば、私の指摘する可能性は理屈上は分かりますね。
また、aとbの分をコントロールと置き換えるとか、、、。残念ながら、なかなかネガティブな意味でエキサイティングな実験です。

(無題) 削除/引用
No.468-3 - 2011/05/31 (火) 15:37:38 - FL
私もダブルで行ったことありますが
シングルで行うときと同じ量の導入試薬とそれぞれのオリゴを同じ量(計2倍)で問題なく、両方ともKDできました。それぞれのオリゴの量を半分量(計1倍)にしてもKDできました。
ちなみに導入試薬はRNAiMaxを使用しております。

(無題) 削除/引用
No.468-2 - 2011/05/31 (火) 14:53:44 - 無意識
私も困っています。題名をみたとき私が無意識に立てたのかなと思いました(笑い)。
ある程度、siRNAの至適濃度が広いなら以下はいかがでしょうか?

siRNA-a 3.3 nM + siRNA-b 3.3 nM + siRNA-c 3.3 nM + 導入試薬10uL

私の場合は2種なのですが、いろいろ解釈に困る結果が出て困っています。siRNA同士の干渉があるというようなことはあるのでしょうか??
また、KDの結果に細胞が反応して蛋白量が調節されたらどうしょうもないですね(<<<非常に困りますが)。

siRNAで複数の遺伝子を同時にノックダウン 削除/引用
No.468-1 - 2011/05/31 (火) 14:33:54 - EEZZEE
いつも拝見しています。よろしくお願いします。

複数のサブファミリーが存在する遺伝子があり、そのうち3つ(a, b, cとします)をsiRNAでノックダウン(KD)しようとしています(培養細胞です)。

siRNA-a 10nM + 導入試薬 10uL → aのノックダウン成功
siRNA-b 10nM + 導入試薬 10uL → bのノックダウン成功
siRNA-c 10nM + 導入試薬 10uL → cのノックダウン成功

というふうに、各々のsiRNAと導入試薬がワークすることは確認しています。

次に3つ全部のノックダウンを試みました。

siRNA-a 10nM + siRNA-b 10nM + siRNA-c 10nM + 導入試薬10uL

ではaだけがKDされ、bとcはスクランブルと同じレベルのままでした。

siRNA-a 10nM + siRNA-b 10nM + siRNA-c 10nM + 導入試薬30uL

を試しても結果は同じでした。

コツコツと各ファクターの条件検討を進めるしかないでしょうか・・・。複数の遺伝子を同時にKDする際のコツなどありますでしょうか?

教えて頂ければありがたいです。

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