動物はウサギかな?たとえばウサギならprotein AでOKだけどマウスとかだとサブクラスによってはAにつかないからGとかが必要かも。必要そうならば一応そういう対応も確認した方がいいね。あと抗体はおそらくIgGとおもうけどそれででいいのかな。もしIgM, A,E,Dならばまた方法もそれぞれあるのでそれも一応確認した方がいいね。
カラムにパックされた形のprotein A 結合担体としても売ってるけど、価格が高すぎとかいやいやそんなに沢山は必要ないんですというなら、粉末状のビーズ(自分で必要量とってバッファーにけんだくしてボージュンして使う)として、あういは少量の小さいチューブみたなのに詰まった形のものも売ってるよ。こっちならそんなに高くないし、大量調製する目的でないならむしろそのほうが現実的かな。あとね、メーカーによってはprotein A担体を少量パックしたエコノカラムみたいなやつとかキャンペーンとかサンプル品とかでもらたりとかすることもあるよ。
やりかただけどカラム法でなくてもバッチ法でも別にいいとおもうけどね。その方がずっと簡単だし特別な道具いらないし。
精製方法はすでに確立してるしネットや成書を見れば、はじめての人でも特に難しい点はないと思う。抗体の溶出はpHを2.0くらいまで下げて(or 場合によっては上げて)行う事が多いけど、溶出後はすぐに中和するところがちょっとあれかな。変性が心配かもしれないけど抗体は結構タフなので、速やかに中和すれば意外と平気です。液がすくないのでpH試験紙でのチェックになるんだけどね。あらかじめこのくらいの液量の~pH2くらいの液にこのくらいの量の1~2MTris(pH8~9)入れたらpHが7~8くらいになるみたく調べとくといいよ。あと抗原と抗体の結合親和性がかなり強いやつとかでpH2とかでも離れないやつもたまにだけどある(らしい)。もし出てこなかったら溶出条件をもう少し過酷にするとかも時には必要みたい。
電気泳動でチェックして精製度が今一なら、硫安分画で大雑把にグロブリン分画を分けてから透析して硫安除いて、それをprotein Aに持っていくのがいいね。とくに担体を何回か再利用するならその方が担体が汚れないのでいいかも。 |
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