おおさん
どうも有り難うございます。リンク先は、いずれも核蛋白抽出のプロトコール(低浸透圧バッファーで細胞膜を壊し、核を遠心で集めた上で、高塩濃度のバッファーで溶出する)ですね。組織や細胞を直接、このプロトコールの高塩濃度のバッファーで溶かす事は可能でしょうか? あるいは、detergentをこのバッファーに混ぜれば、1ステップで細胞膜の破壊と核蛋白の抽出が可能でしょうか?
取り急ぎマウス細胞株を用いた比較実験(Triton-X, RIPA-SDS, RIPA+SDS, sample buffer)で、目的とするリン酸化転写因子と細胞質蛋白質のブロットを見てみます。もし、sample bufferと比べて、他のいずれのバッファーでも、転写因子のリン酸化シグナルの低下をきたすようなら、RIPA+SDSのNaClを0.42Mまで上げてみます。その結果をもとに一回マウス組織でテストしてみます。細胞株とマウス組織では最適条件が異なることも十分予想され、マウス組織でうまくいかない場合は核抽出を試す事になると思います。 |
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