ヒトの肺を固定する時は、気管からチューブをつっこみホルマリン注入を行います。点滴すたんどにつけるか、ポンプでやっています。
脱気は自然に出来てしまいます。
右の上葉には行きにくいのでチューブの位置を調整しながら入れていきます。
肺が液でパンパンにふくらむ程度になったら、そのままホルマリン固定液につけます。
ただ、気をつけないといけないのは、ホルマリンをパチャパチャ入れるとものすごい刺激で眼と鼻から涙がとまらなくなるので、静かに注入するようにご注意ください。
肺は固定前にあけると結核感染などの危険があるので、ヒト検体の場合はあけることは最近はあまり推奨されません。
免疫染色に関して、染まらない原因は固定不良以外にも様々考えられます。
ずっとぷかぷか固定できずに浮いているというのは少し論外ですが、
賦活液 賦活方法
抗体の濃度
なども考えられます。
その他プロトコールはどのようなものでしょうか? |
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