Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 新しいテーマで話を始める場合、質問をする場合は「新しいトピックを作る」から書き込みをしてください。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

最新のフォーラム | このフォーラム | ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

コンピテンシーが上がらない トピック削除
No.384-TOPIC - 2011/05/11 (水) 18:04:24 - D
現在、大腸菌(One Shot® ccdB Survival™ T1 Phage Resistant Cells)の自作ケミカルコンピを作っていますが、コンピテンシーが上がらなくって悩んでいます。

Inoue transformetion bufferを使った方法で、37度で培養している点と、スケールダウンして100ml培養にしている以外はMolecular cloningの方法に準拠しています。
以前(のラボで)はこの方法でDH5aやJM109のコンピが10^8-9で作れていました。そして、今回がラボを移ってから初めてで、2回試しましたがコンピテンシーがどうしても10^6オーダーになってしまいます。
新しいラボでは、そもそもそれほど高いコンピテンシーのものは作っていない様で、情報が不足しています。

場所が変わったので機器、試薬等の問題も考えています。
大きな変更点としては培養がウオーターバスの往復浸透型から気相インキュベーターの回転式に変わったのと、
遠心条件がアングルローターから水平ローターに変わりました。
このあたりに問題が考えられるでしょうか?

また、並行して作ったDH5aのコンピテンシーが10^7オーダーであるので、菌の性質の問題の様な気もしています。確か同じccdb耐性のDB3.1株のコンピテンシーは低くなる傾向にあると聞いたことがあります。
現在使用している、菌株に対する情報をお持ちのかたがいたら教えてください。

今クローニングしているものは、平滑末端のライゲーション産物で効率が悪いのと、もともとコピー数の低いベクターを改変してので、高性能のコンピテントセルが必要だと考えています。
エレクトロポレーションに切り替えようかとも思っていますが、その辺りもご意見いただけないでしょうか?

よろしくお願いします。
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



7件 ( 1 〜 7 )  前 | 次  1/ 1. /1


ありがとうございます 削除/引用
No.384-8 - 2011/05/12 (木) 15:45:53 - D
ありがとうございます。いろいろ勉強になります。

沢山コメントいただき、お答えした方がいいこともあるようですが、
とりあえずポレーション用のコンピを準備中です。
また18度(可能な限り近づける)での培養のための機器の確保をして、
やってみたいと思います。

この辺りをやってみて、改善が見られなければ、また書かせていただきます。

(無題) 削除/引用
No.384-7 - 2011/05/12 (木) 10:13:15 - Boston-Pullman
前のラボではご自身でちゃんと作られていたのでしょうか?学生任せのラボもあるので。正確には下っ端時代に身につける事なので。

皆さんがご指摘の様に低温培養が基本中の基本です。培養を終えて、すぐに遠心するのでは無く、氷水中でフラスコがキンキンに冷えて白っぽくなるまでひたすら攪拌して急冷します。腕がパンパンになります。それで10の8乗くらいです。

ケミカルコンピにこだわるのであれば、前のラボのヒトに教わるのがベストです。

(無題) 削除/引用
No.384-6 - 2011/05/12 (木) 09:14:57 - ~
まず始めに、必要なタイターはいくつですか?
それが決まらないと、今のコンピを使えるのか、改良が必要なのかが決まりません。

>今クローニングしているものは、平滑末端のライゲーション産物で効率が悪いのと、もともとコピー数の低いベクターを改変してので
クローニングなのでしょうか?それともサブクローニングなのでしょうか?
サブクローニングであれば、10^6は十分すぎるタイターだと思いますが。
平滑だからといって、2桁落ちても取れますよね。
ベクターのサイズが大きいというのでなく、単にコピー数が低いoriであれば、コピー数と導入効率の相関はそれほど高くないのではないでしょうか。


株によって得られるタイターが低くなる場合がありました。

気相での培養であれば、インキュベーターにチラーが無くても、
少なくとも室温までは下げれますよね。
すこしはましになるかもしれません。

エレクトロコンピは1日半で作れますよね。
機材があるのでしたら、明日エレクトロポレーションをして、月曜日にはタイターが分かるのでは。
試薬グレードのグリセロールでも、10^8はいっていました。

(無題) 削除/引用
No.384-5 - 2011/05/11 (水) 22:12:33 - AP
>エレクトロポレーションに切り替えようかとも思っていますが

もしすでに装置があるのなら、エレクトロポレーションを使わずケミカルコンピーテントセルに固執するメリットはあまりないと思います(あったとしてもエレクトロポレーションのメリットの方が大きい)。

(無題) 削除/引用
No.384-3 - 2011/05/11 (水) 21:12:03 - AP
井上・野島の方法は、低温培養するのが味噌ですぞ。バッファーだけそれに準じても意味なし。

(無題) 削除/引用
No.384-2 - 2011/05/11 (水) 21:08:50 - 中年
以前より効率が落ちた原因は私には分かりませんが、効率に関しては原法どおりに低温培養することで大幅に改善できると思います。なぜ37℃で培養されているのでしょうか?

コンピテンシーが上がらない 削除/引用
No.384-1 - 2011/05/11 (水) 18:04:24 - D
現在、大腸菌(One Shot® ccdB Survival™ T1 Phage Resistant Cells)の自作ケミカルコンピを作っていますが、コンピテンシーが上がらなくって悩んでいます。

Inoue transformetion bufferを使った方法で、37度で培養している点と、スケールダウンして100ml培養にしている以外はMolecular cloningの方法に準拠しています。
以前(のラボで)はこの方法でDH5aやJM109のコンピが10^8-9で作れていました。そして、今回がラボを移ってから初めてで、2回試しましたがコンピテンシーがどうしても10^6オーダーになってしまいます。
新しいラボでは、そもそもそれほど高いコンピテンシーのものは作っていない様で、情報が不足しています。

場所が変わったので機器、試薬等の問題も考えています。
大きな変更点としては培養がウオーターバスの往復浸透型から気相インキュベーターの回転式に変わったのと、
遠心条件がアングルローターから水平ローターに変わりました。
このあたりに問題が考えられるでしょうか?

また、並行して作ったDH5aのコンピテンシーが10^7オーダーであるので、菌の性質の問題の様な気もしています。確か同じccdb耐性のDB3.1株のコンピテンシーは低くなる傾向にあると聞いたことがあります。
現在使用している、菌株に対する情報をお持ちのかたがいたら教えてください。

今クローニングしているものは、平滑末端のライゲーション産物で効率が悪いのと、もともとコピー数の低いベクターを改変してので、高性能のコンピテントセルが必要だと考えています。
エレクトロポレーションに切り替えようかとも思っていますが、その辺りもご意見いただけないでしょうか?

よろしくお願いします。

7件 ( 1 〜 7 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を

このトピックにメッセージを投稿する
名前 
メール   アドレス非公開
   タイトル 
本文      
設定  クッキーを保存(次回の入力の手間を省けます)
上に上げない(トピックの一覧で一番上に移動させません)
解決(問題が解決した際にチェックしてください)
暗証  半角英数字8-12文字の暗証番号を入れると、あとで削除、修正ができます。
送信 

〔使い方〕
  • 「アドレス非公開」をチェックすれば、自分のメールアドレスを公開しないで他の方からメールを受け取れます。
  • 問題が解決した際には、解決ボタンをチェックして解決した旨のコメントをつけてください。これは、初めにトピックを作った人と管理人のみが可能です。
  • 半角カタカナ、機種依存文字(全角ローマ数字、○の中の数字等)は文字化けの原因となりますので使わないでください。