いつも拝見させていただいています。
今回、あるタンパクをイオン交換クロマトグラフィーで精製中なのですが、溶出できない状態であり、アドバイスをいただきたいと思い、トピックを作成しました。
Sf9細胞で発現させ、遠心で得られたペレットを、lysis buffer(8M urea,20mM phosphate buffer,500mM NaCl,TritonX1%,pH7.8)で可溶化し、得られたサンプルを脱塩およびpH変更のために、buffer(8M urea,20mM phosphate buffer,TritonX1%,pH6.0)で透析しています。その後、
強陽イオンカラム(High s:BIORAD)をbufferA(20mM phosphate buffer,TritonX1%,pH6.0)で平衡化し、サンプルロード後、buffer A をNaCl 0-2.0Mで調整し、ステップワイズ法にて溶出を試みました。フロースルーおよび各NaCl分画にて、ウエスタンで確認したのですが、溶出を認めませんでした。このタンパクのpIは不明です。得られるタンパクの活性は問いません。平衡化および溶出bufferに8Murea を加えた場合も検討しましたが、溶出を認めませんでした。
溶出するのに必要な条件やカラム選択などでアドバイスあれば、よろしくお願いします。 |
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