きっとを使っているようなのでキットが使っている溶液や手法を把握しないとなんともいえませんが、典型的な核たんぱく質抽出法は低調(場合によってはデタージェントいり)で細胞膜をこわし、サイトゾルのタンパクをバッファーに放出させ核を回収して、その核に400mMくらいの塩(KClなど)を加えて塩によるタンパク抽出するのがメジャーなやり方です。
この時この様な高い塩濃度で比較的核(細胞の数)が少ない時クロマチンも完全に解けてDNAが溶出してしまう事があります。デタージェントが気になる時はなしでやるてもあります。また塩によるクロマチンの耐性は細胞によって若干変わってくるかもしれません。細胞を増やすか核抽出ようバッファーを減らすといいかもしれません。
それでもどうしてもDNAがでるようでしたら、核タンパク抽出の時にグラスビーズをいれて緩くボルテックスするとDNAは吸着性が高いのでうまく行けば分離するかもしれません。ただ核たんぱく質の活性を測るような目的でこの様な手を使ったことがないので保障はできません。
細胞の調子が悪いと死細胞のDNAが溶出してくることもありますのでもしなにか心当りがあれば確認してみてください。
DNaseをつかうてはありますが、あとでDNAを使った実験などをするようでしたら厳しいかもしれません。 |
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