いつも有用なご助言をいただき、お世話になっております。
現在、後輩の仕事で、ある膜タンパクを発現したCHO細胞(トランスフェクタント)を取ろうとしています。
具体的には、
1.CHO細胞にこのcDNAをトランスフェクト
2.ZEOCIN耐性遺伝子をもとに、コロニーをスクリーニング
3.バルクの陽性クローンを限界希釈法、(5個/ウェル)から始めて、さらに12段階に1/2ずつ段階希釈
4.計算上、1個/ウェル以下のウェルから、クローンを単離し、30個程度を、当該遺伝子の、細胞外を認識する抗体(モノクローナル)でFACS解析
という手順を踏んでいます。
しかしながら、スクリーニングの結果、当該分子がFACSで50%程度陽性になる細胞集団しか取れて来ません。陽性集団と陰性集団ははっきりとpopulationとして区別できます。
さらにこの50%陽性集団を、2回目のサブクローニングに供しても、次のクローンがまた50%陽性しか取れて来ません。
つまり、どのウェルにもはじめから、きっちり陽性と陰性の細胞が1個ずつ入っていたような結果になるのですが、他に何か、考えられる原因や、改善点はありますでしょうか。 |
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