すでに質問者様の回答とは違ったところで議論を展開してしまい恐縮ですが…一応。
>先に、一つ例を挙げさせて頂きますと、
>成人の体重を測定する、という実験において、
>検出限界が200kgの体重計(200kg以上なら測定できる)を用いて>行った場合、
>たいていの人は、検出限界以下の体重、という結果になるでしょう。
ちょっとこれは極端すぎる気がします。
>もっとも、この実験の場合、レフリーから
>検出限界が1kgの体重計を用いなさい、とコメントが来るでしょうが。
と書かれているので、現実の現象とかけ離れていることは承知で書かれているのだと思うのですが…。
自分も、『どのような時にでも、検出限界以下の値を検出限界の1/2としろ』と主張しているわけではないです。
例えば、
1.95%くらいは検出限界より十分大きい値で、少数のサンプルのみ検出限界以下
というようなときに関しては、検出限界以下のサンプルを検出限界の1/2として、もしくは検出限界そのものの値としてパラメトリックの検定を行うのはありだと思います。
その際の根拠を述べただけです。
正直、どちらでも大して検定に影響は及ぼしませんが、どうしても気持ち悪いのであれば、一番検定の基準が厳しいと思われる『検出限界そのものの値を用いる』というのがよいのではないでしょうか。
一方、
2.半数くらいのサンプルが検出限界以下で、検出限界を超えている値も、検出限界よりそれほど大きいわけではない
というようなときは、上記のように検出限界以下の値を何らかの数字で置き換えてパラメトリック検定というのは明らかに間違っていますし、検出限界を超えたか超えないかでノンパラメトリック検定を行うのがいいと思います。 |
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