一番よいのは自分で確認することだと思いますが、論文で報告されているなかで、発現がmRNAレベルなのか、タンパク質レベルなのかでも話が違ってきます。また、比較対象がどんな細胞かでも違ってきます。
RT-PCRとかWestern Blottingで発現している、と報告されていても、実際どのくらいの感度で検出しているかわからず、感度を上げればいくらでも検出できるので、ちゃんとした比較対象がなければほんの少しの発現量でも検出している可能性があり疑わしいです。
また、mRNAの発現がみられても、タンパク質レベルでの発現がない場合もあります。実際機能するのはタンパク質なので、論文でmRNAの発現だけ見て発現していると言っているのであれば、これも疑わしいです。
あとは、株化細胞と言っても、培養しているうちにtransformすることがよくあるので、そういう細胞を見ている可能性もあります。
個人的には、発現しているかしていないかはっきりしない場合は、発現していない、もしくはごく低いレベルだと考えます。発現している細胞としては使わない方が賢明だと思います。
どうしても使わなければならないのであれば、実際手元にある細胞のmRNAレベルとタンパク質レベルの発現量を、発現していることが明らかな細胞と比較すべきでしょう。
はっきりした答えになっておらず、すみません。 |
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