いつもフォーラムにて勉強させて頂いております。ありがとうございます。
当方の研究室ではdopamine receptorと転写因子の局在が同じであると仮定して研究を行っております。
マウス脳(4%PFA灌流固定)サンプルにおいて、dopamine receptorをDIGラベルRNA probe(アルカリフォスファターゼ発色)にて検出しております。バックグラウンドも高くなく良好な発色です。ちなみに手順としては、
・脱パラ後、オートクレーブで賦活化し、PBS wash
・24hハイブリ
・SSC、ホルムアミドなどを含むwash液でwash
・DIG抗体をX5000で 1O/N 4℃反応、発色
です。
発色後、転写因子の蛍光免疫染色を以下の手順で行っております。
・TBST wash後2% Roche blocking bufferで1h blocking
・1st(X100)で 2O/N、4℃反応
・2nd(X500) ビオチン化マウス 1O/N 4℃反応
・AB Complex(X100)反応 1h RT反応
・TSA(tyramide-signal amplification system) 30min. RT反応
・Anti-dinitrophenyl-KLH-rabbit IgG fraction Alexa Fluor 488
conjugated(X500)にて 1O/Nで4℃反応後蛍光検出
この際、抗体希釈はblockingで使ったものと同じものを使用しています。ABはTBSで希釈しています。
何枚かを同時に染色すると、切片で蛍光が共局在して検出できるものと、蛍光が明らかに減退、消光しているものが見られます。
質問内容は、
・ISHのアルカリフォルファターゼ発色が強い場合、蛍光シグナルの検出が弱くなること、もしくは検出できなくなることがあるか
・賦活化の際、充分室温で冷却できていないままPBS washを行うと、転写因子の抗原性に影響が出るか
以上の2点です。長文で申し訳ございませんが、御教示よろしくお願いいたします。 |
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