Bio Technical フォーラム

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E9.5マウス胚のALP染色 トピック削除
No.158-TOPIC - 2011/03/16 (水) 11:50:53 - gs86
すみません、3日前に投稿したのですが、トピ名を途中で送信してしまいました。スクリプトによる投稿に見えたかもしれません。暗証番号を入れていないので削除できず、申し訳ありませんがもう一度投稿させてください。

---------

E9.5マウス胚のprimordial germ cell(PGC)をALP染色で同定(そして可能ならカウント)しようとしています。
とても古典的な方法だと思うのですが、これまでしたことがなく今回はじめて以下のように行いました。

E9,5の胚を取り出し、yolk sacを除く
頭部(胚全体の1/3くらい)を取り除く(genotype)
残り2/3を4%PFA in PBSで固定 4C over night
PBSで2回洗浄
内因性ALP活性の不活化のためPBS 70-75C 15分
室温のPBSで冷ます
AP buffer (100mM Tris-HCl pH9.5, 100mM Nacl, 10mM MgCl2) 室温 10分
BM purple AP substarte (Roche 1442074) 4C over night
PBS (+ 2mM MgCl2, 0.1% Tween-20) で洗浄(シェーカーでゆらしながら)
70% エタノール 4C で保存

参考にしたプロトールはManipulating the Mouse Embryo: A Laboratory Manual(版はわからない)です。

この後顕微鏡下で胚を見てみましたが、正直染まっているのかいないのか
はっきりいってよくわかりませんでした。(何も染まっていないように見えた。)
そこでお聞きしたいのは、

1 プロトコールがよくなくて染まっていないのか? 手順に改善すべきところはあるでしょうか。ちなみに何をポジコンにしたらいいのかよくわからなかったので、とりあえず内因性ALP活性の不活化操作なしの胚を並行して染色したところ真っ青になりましたので、AP substrateなどの試薬は問題ないと思います。

2 実は染まっているけれど観察方法がよくないのか? 今回は、染色後whole mount?の状態で胚をころころころがしながら顕微鏡で見ただけです。これだと体表しか観察できていないということになるでしょうか。この時期のPGCはmigrationの真っ最中だと思いますが、ある程度胚を加工(切り出す?)して観察する必要があるのでしょうか? だとすればどのように?

3 トラブルシューティングとはちょっと違いますが、染色操作中みなさんはどんな容器を使用されていますか? 私は今回12-well plateを使いましたが、ALP不活化の時だけはEppen tubeにうつしてヒートブロックで温めました。でもチューブに入れると操作しにくい(出し入れするときに胚を壊してしまいそうな)のでできればさけたいなぁと。また、染色後にはplate内に沈んだ状態で観察しましたが、スライドグラスなどにのせたほうがよかったでしょうか(カバーグラスも必要?)

経験者の方のご意見いただければ幸いです。
 
 
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(無題) 削除/引用
No.158-13 - 2011/03/20 (日) 23:02:02 - gs86
>abさま

回答ありがとうございます。
次回は注意して観察してみようと思います。

(無題) 削除/引用
No.158-12 - 2011/03/20 (日) 00:54:09 - ab
組織ではなく細胞のALP染色をやった事があるのですが、室温10分くらいで特異的な染色が見れて、それ以上置いておくと非特異的な発色(基質の加水分解?)が出てきます。
ひょっとしたら、基質と反応させて胚全体が染色されたのは、非特異的な基質の分解によるものではないでしょうか(もし4度で一晩置いておいたとしたら)?
熱処理無しで室温で反応させながら見た事はありませんか?

(無題) 削除/引用
No.158-11 - 2011/03/19 (土) 11:56:24 - gs86
>Boston-Pullmanさま

早速の回答ありがとうございました。

(無題) 削除/引用
No.158-10 - 2011/03/19 (土) 10:52:33 - Boston-Pullman
embryo をPBSの入ったdishへ回収して実体顕微鏡で観察しました。

(無題) 削除/引用
No.158-9 - 2011/03/19 (土) 10:18:57 - gs86
みなさま、回答ありがとうございます。

>abさま
私も内因性ALPの不活化というステップが気になっていました。IHCではなくPGCの内因性ALPを見たいのでやはりこのプロトコールは私の目的には合致していないということですね。

>Boston-Pullmanさま
というわけで、もう少し論文なども当たってプロトコールを確認したいと思います。ところで、migration中のgerm cellを観察された経験があるとのことですが、通常の実体顕微鏡あるいは倒立顕微鏡で観察可能でしたか。また、スライドグラス上で、それともディッシュなどのまま観察されましたでしょうか。

>Actiasさま
論文、オンラインプロトコールなどとともに関連するHPなどにもあたって見ようと思います。

(無題) 削除/引用
No.158-8 - 2011/03/19 (土) 09:42:26 - Actias
申し訳ないです。
No. 158-7 は、書き込み場所を間違えました。
暗証を入れ忘れたので、削除できません。
ごめんなさい。

配列が無くても描けるプラスミドマップソフト 削除/引用
No.158-7 - 2011/03/19 (土) 09:40:20 - Actias
以前のトピックス
http://www.kenkyuu.net/cgi-biotech/biotechforum.cgi?mode=view;Code=2337
で、「BioEditのplasmid map作成機能」を知り、愛用し始めています。

今回は、配列情報が無くても、手軽にマップが描けるソフトが無いか、
お尋ねいたします。

BioEdit でも、適当に配列を作り、注釈を入れていくことは可能ですが、
できれば、配列情報なしに描けるものがあればと思っています。

やりたいこと
3.0 kb のベクターから制限酵素で0.5 kb 切り出し、そこに別のベクターから制限酵素で切り出した2.8 kb の断片を入れた。
というのをマップにしたい。
サイズはアガロースゲルからの推定。
配列は、部分的にわかっている。
切り出しに使った制限酵素以外にもサイトとサイズが分かっているものがあるので、それも図に入れたい。

要するに、一昔前に手書きで実験ノートに手で描いていたマップを
改めて電子化したいということですが...

(無題) 削除/引用
No.158-6 - 2011/03/19 (土) 08:42:04 - Boston-Pullman
今気になって調べたら、BM purpleって、NBT/BCIPのことだったのですね。すみません。なら、全く問題ないです。

(無題) 削除/引用
No.158-5 - 2011/03/19 (土) 07:43:32 - Boston-Pullman
私もAPase stainをやったことがないですが、大抵の論文では Fast Red TRとalpha-napthyl phosphateといった一般的な基質を使っています。

もちろん、胚の固定後の処理方法も異なっています。ISH,IHCとPGC APase stainを混同しているのだと思います。

(無題) 削除/引用
No.158-4 - 2011/03/19 (土) 05:39:45 - ab
専門家ではなく、手元にプロトコールの本もないですが、ちょっと気になったので。

記載のプロトコールから判断すると、抗体とかではなくPGCの内因性のALP活性を見たいように思うのですが、

> 内因性ALP活性の不活化のためPBS 70-75C 15分
> 室温のPBSで冷ます

このステップで、酵素が失活しているのでは?

あとALPによる酵素反応を4度でやるのも、whole mountでは普通なのでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.158-3 - 2011/03/19 (土) 04:07:30 - Boston-Pullman
Whole mount で検出している論文は沢山あります。私自身、OG2 (Oct-3/4 promoter-GFP), c-Kit-EGFP マウス胚の蛍光顕微鏡観察で、migration している germ cells を見たことがあります。観察方法の問題ではなく、プロトコール、実験手技の問題だと思います。

使用している基質は一般的なのでしょうか?胚の処理法などをまず複数の論文で勉強するのがよいかと思います。

(無題) 削除/引用
No.158-2 - 2011/03/18 (金) 19:47:51 - Actias
HP出している研究者にきいてみるとか。
理研の発生研にいない?

E9.5マウス胚のALP染色 削除/引用
No.158-1 - 2011/03/16 (水) 11:50:53 - gs86
すみません、3日前に投稿したのですが、トピ名を途中で送信してしまいました。スクリプトによる投稿に見えたかもしれません。暗証番号を入れていないので削除できず、申し訳ありませんがもう一度投稿させてください。

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E9.5マウス胚のprimordial germ cell(PGC)をALP染色で同定(そして可能ならカウント)しようとしています。
とても古典的な方法だと思うのですが、これまでしたことがなく今回はじめて以下のように行いました。

E9,5の胚を取り出し、yolk sacを除く
頭部(胚全体の1/3くらい)を取り除く(genotype)
残り2/3を4%PFA in PBSで固定 4C over night
PBSで2回洗浄
内因性ALP活性の不活化のためPBS 70-75C 15分
室温のPBSで冷ます
AP buffer (100mM Tris-HCl pH9.5, 100mM Nacl, 10mM MgCl2) 室温 10分
BM purple AP substarte (Roche 1442074) 4C over night
PBS (+ 2mM MgCl2, 0.1% Tween-20) で洗浄(シェーカーでゆらしながら)
70% エタノール 4C で保存

参考にしたプロトールはManipulating the Mouse Embryo: A Laboratory Manual(版はわからない)です。

この後顕微鏡下で胚を見てみましたが、正直染まっているのかいないのか
はっきりいってよくわかりませんでした。(何も染まっていないように見えた。)
そこでお聞きしたいのは、

1 プロトコールがよくなくて染まっていないのか? 手順に改善すべきところはあるでしょうか。ちなみに何をポジコンにしたらいいのかよくわからなかったので、とりあえず内因性ALP活性の不活化操作なしの胚を並行して染色したところ真っ青になりましたので、AP substrateなどの試薬は問題ないと思います。

2 実は染まっているけれど観察方法がよくないのか? 今回は、染色後whole mount?の状態で胚をころころころがしながら顕微鏡で見ただけです。これだと体表しか観察できていないということになるでしょうか。この時期のPGCはmigrationの真っ最中だと思いますが、ある程度胚を加工(切り出す?)して観察する必要があるのでしょうか? だとすればどのように?

3 トラブルシューティングとはちょっと違いますが、染色操作中みなさんはどんな容器を使用されていますか? 私は今回12-well plateを使いましたが、ALP不活化の時だけはEppen tubeにうつしてヒートブロックで温めました。でもチューブに入れると操作しにくい(出し入れするときに胚を壊してしまいそうな)のでできればさけたいなぁと。また、染色後にはplate内に沈んだ状態で観察しましたが、スライドグラスなどにのせたほうがよかったでしょうか(カバーグラスも必要?)

経験者の方のご意見いただければ幸いです。
 

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