ポリクロでは、たとえ免疫原が同じでも、ロットによって再現性が取れないのは(ポリクロの定義として)当たり前です。
「ちゃんと」実験を行うためにはあくまでモノクロを選別(作成?)して、それぞれのクローンの結合部位、ブロッキングなのかアゴニスティックなのか、という機能的評価をするべきと思います。
そこまでやるか、という点は実験の価値との兼ね合いが難しいところですが。。。
最近あまり見ませんが、可溶性のレセプターを作って、リガンドの方をブロッキングする方法もあります。(リガンド発現細胞に対しては何らかの生物活性を招く可能性があります)
最近ではブロッキングに使える、などとうたっているものもありますが、これはレセプターと、可溶性リガンドの結合を阻害する活性で評価している可能性が高いので、その抗体が結合したこと自体がシグナルを起こさないとは限らないと思います。
関係ありませんが、IHCやWB用の抗体はアザイド添加のものが多いので、培養細胞に添加する場合などは気をつけてくださいね。 |
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