>xyz様
ご返答ありがとうございます。
やはり低発現が原因でPCRでの結果がブレるということはあるのですね。
PCR反応は45cycleまで回しておりまして目的遺伝子の発現量があまり高くないというのは間違いないと考えております。
PCR条件の見直しについて、検討してみたいと思います。
ありがとうございます。
>月詠様
ご返答ありがとうございます。
RNA量の補正はnanodropで測定した濃度をもとに逆転写前に行っております。計算上等量のtotalRNAを逆転写し、同じ希釈率で薄めたcDNA溶液をtemplateとしてPCR反応を行っております。
インナーコントロールであるβ-actinのPCR反応についてなのですが、バンドの濃さから判断して飽和には達していないと考えております。また定量はしていないのですが同じくバンドの濃さから判断するにサンプル間での供給cDNA量に大きな差はないと思われます。
「(その臓器では)個体毎に目的遺伝子の発現が異なっている」
という解釈についてなのですが、もちろん可能性としてなくはないと思うのですが、
1.発現量があまり高くないと思われる複数の臓器で同じ現象が見られる
2.目的遺伝子の特性として粘膜上皮に恒常的に発現していると予想される
等のことからその可能性は低いと考えております。
追加で気になったことがあるのですが、
totalRNAを抽出する前の段階での臓器の凍結保存はどの程度の期間であれば大丈夫なのでしょうか?
マウスより摘出した臓器はそのまま液体窒素で瞬間凍結し、試薬を使ってtotalRNAを抽出するまでのしばらくの期間-80℃で保存しているのですが、考えてみると-80℃での臓器のままの保存は1週間から長いものだと1カ月に達しているように思われます。
先日、研究室の者に「肺などからRNAを取ってくる際は時間との勝負でRNAはあっという間に壊れてしまうので注意が必要」という話を窺ったのですが、今回の私の件についても(臓器は肺ではないのですが)1週間以上に及ぶ臓器のままでの-80℃での凍結保存が原因であるということは考えられるのでしょうか? |
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