目的のタンパクを発現させるプラスミドを形質転換した酵母を用いて、Lysis buffer (Tris-HCl pH8.0 100mM NaCl 150mM EDTA 1mM Triton X-100 1%) に懸濁し、grass beadsを加えて、mini bead beaderで 5000rpm 30秒→冷却を繰り返し、顕微鏡で細胞がおおよそ破砕できるまでこの操作を行っています。大体7,8回は繰り返します。
遠心後、lysateを取り、ウェスタンで確認するのですが、かなりの量を流しても、目的のタンパク質を検出することができません。これは、lysis bufferに目的のタンパク(転写因子で、基本的には細胞質に局在します)が溶解しないのか、あるいは、粉砕のやり過ぎで、何か問題があるからなのでしょうか?PI mix, PMSFは加えて、プロテアーゼも抑えているつもりなのですが…。
ちなみに、アルカリ法で抽出後、TCA沈殿、SDS sample bufferで懸濁したサンプルからは目的のタンパクがウェスタンで検出できますので、発現に問題があるわけではないと思われます。
この後、GST-pull downを行いたいので、grass beadsでの破砕を選択しております。
どうかご教授ください。 |
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