免役組織染色を重点的に勉強されていらっしゃるのであれば、当然、
陽性反応が一次抗体の非特異的な結合ではないことを証明するための陰性対照も
併せて提出することが”お作法”になっていることは承知のことと存じます
わたしも細胞外マトリクスについては門外漢ですのでお伺いしたいのですけど、
なぜオステオポンチンやフィブロネクチン等の免疫染色では、そのような陰性対照の
データが未提出の”無作法な”論文がacceptされてしまっているのでしょうか?
染色技法の引用文献中にすでに示されている、あるいは常用されている著名な
抗体クローンなのでもはやその必要もないということなのでしょうか?
一方、抗ヒアルロン酸抗体は新たに樹立されたハイブリドーマに由来しているため、
”お作法”通り、陰性対照のデータが併記されていたということなのでしょうか?
ECM業界には詳しくありませんので、わたしだったら、
基本的にそのような”無作法”な論文のデータは、
いかに掲載誌のインパクトファクターが高かろうと、
俄かに信用するには値しない、と判断しますけどね… |
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