はじめまして。現在修士課程1年目です。
土壌から見出した放線菌が産生する酵素の遺伝子塩基配列を調べています。部分塩基配列は出せたのですが、未知配列をinverse PCRを使って調べようとしていますが、inverse PCRが上手くいきません。
実験手順を書きますので、ご意見・ご指摘などをよろしくお願いします。
【制限酵素処理】
抽出DNA(5μg)をBamHT,BglU,EcoRT,HindV,MflT,XbaTで30 or 37℃,3時間反応⇒イソプロパノ−ル沈殿、エタノール沈殿し、滅菌水10μLに溶解し、濃度測定。
【セルフライゲーション】
制限酵素処理DNA 5μL(200ng)とLigation solutionT 5μLの計10μLを16℃、30min反応⇒イソプロパノール沈殿、エタノール沈殿し、滅菌水5μLに溶解。
【PCR反応】
セルフライゲーション産物 5μL
LA Taq 0.5μL
2×GC Buffer T 25μL
dNTP mix 8μL
primer F 1μL
primer R 1μL
滅菌水 9.5μL
【PCR条件】
1, 95℃ 3min
2, 95℃ 30sec
3, 55℃ 15sec
4, 72℃ 1.5min
2〜4を40サイクル
5, 72℃ 5min
PCR条件に関しては上記の条件で部分配列が増加しました。
1回だけ、上記の手順でinverse PCRを行ったところ、バンドが確認できた(予想される位置に)のですが、それ以来バンドの泳動パターンが変わってしまいました。
制限酵素の種類が違うので、断面が違うはずなのですが、すべて同じように不得意なバンドが出てしまいます。(スメアーほどではないですが、バンドが10本くらい出ます・・・。)
試薬や滅菌水、プライマーも調整し直しましたが駄目でした。DNAの再抽出を行い、新しいDNAサンプルを使っても駄目でした。
自分の勉強不足と経験のなさは十分承知しております。どうかご意見・ご指摘をよろしくお願い致します。 |
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