>問題はpUC18を含んだ大腸菌のみを増やせるか。と言う事です。
ampicillin耐性を持っているため, ampicillinを分解する酵素
が培地中に多く含まれていると考えられます。この事から,pUC
18を含まない大腸菌が多く培地中に存在し, pUC18の収量が低い
のではないかと思いました。
アンピシリンが早々に消費された結果、アンピシリン耐性遺伝子を持たない大腸菌が増えてきた可能性(言い換えれば、セレクションが出来ていない可能性)を考えているのでしょうか?
もし、そうであるのならば、培地交換ではなく、アンピシリンをある一定時間ごとに追加したりすればよいのではないでしょうか?
私は、大腸菌が増えにくい遺伝子をトランスフォーメーションした時、そのようなアンピシリン追加作戦(遺伝子によっては1時間ごと)を実行しています。
結果として、目的遺伝子を持たない大腸菌の増殖抑制と収率アップが望めます。
お役に立てば、幸いです。 |
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