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タンパク定量、検量線について トピック削除
No.1206-TOPIC - 2011/11/14 (月) 11:52:26 - abs
先輩を納得させる方法を考えているのを助けて下さい。
BCA assayを使ってタンパク定量をしています。プレートリーダで測定し、検量線をカーブで描いています。この間たまたま見ていた先輩に「直線で書くように」と強制されてしまいました。前の研究室ではそんなこと無かったのですが…。
直線になれば素晴らしいとは思うのですが、何回やっても同じようにカーブして見えるんだから別にカーブしててもいいんじゃないかとも思っています。直線でなくても良いという事を先輩に納得させたいのですが、何かいい案はありませんか?ご意見をよろしくお願いします。
ちなみに、先輩に検量線、各濃度において値は私が測定したものとほぼ同じ感じですが、エクセルのグラフが小さいため完全な直線に見えているだけの気がしました。
 
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No.1206-7 - 2011/11/16 (水) 23:18:10 - び
私自身は、「グラフを手書きして折れ線で結んでおけば」って言う大胆な方に教わったのでカーブを描いている人を見てもそうかぁと思うだけですね。最初に教わった方法を重要視していることも多いのではないでしょうか。もし先輩と同じくらいの値が計算されているなら別にいいんじゃないでしょうか。
正確性で言うと、サンプルの希釈系列を作ってサンプルAの5倍希釈とサンプルBの7倍希釈の吸光度が同じだったから、電気泳動にはサンプルAを5*N倍希釈、サンプルBを7*N倍希釈したものをそれぞれ10マイクロリットル流すって言うのがいいかもしれませんね。考えただけでも面倒なので、やったことはありませんが。

(無題) 削除/引用
No.1206-6 - 2011/11/16 (水) 00:12:35 - びしえ
BCAやってたけど、基本てきに検量線は曲がってたな
下の方のURLのとおり

(無題) 削除/引用
No.1206-5 - 2011/11/15 (火) 22:35:47 - tt
方法は3つかな?
1.先輩に検量線を英語ではなんと言いますか?と聞き、standard curveと答えをもらって、curveについて問答を行う。
2.(人によって態度を変える人に対して)どこかwebサイトを見せる。例えば、ここ。
http://www.piercenet.com/browse.cfm?fldID=876769DB-5056-8A76-4ED7-480BC9A5AD92
試薬屋さんもカーブを見せています、と言ってみる。
3.機器のせいにしてみる。
吸光度の定義:A=-log(P/Po)
(ただし、A:吸光度、P:透過光強度、Po:入射光強度)
Lanbert-Beerの法則:A=elC
(ただし、A:吸光度、e:吸光係数、l:光路長、C:濃度)
ここで、この二つの式から当然
-log(P/Po)=elC
この式を変形するとともに、P、Po、eが波長(lambda)に対する関数である事を考慮すると
P(lambda)=Po(lambda)*10^(-e(lambda)*l*C)
と書く事ができるはず。
次に実際の測定について考えると
吸光度計では固有の分解能(バンド幅)があるはず、つまり
実際の測定では測定波長にlambda1からlambda2までの幅がある。
よって、測定している
入射光強度:Po(lambda)のlambda1からlambda2までの定積分
透過光強度:Po(lambda)*10^(-e(lambda)*l*C)のlambda1からlambda2までの定積分
この場合、吸光度の定義:A=-log(P/Po)のlogの中身が積分計算になっており、非常に限られた条件下でしか「Lanbert-Beerの法則」の式まで簡略化できない、
すなわち、濃度に対して直線にならない、Lanbert-Beerの法則が成立しうる溶液であっても、「測定値」が濃度に対して直線にならないことはあり得る。
濃度に対して直線になる条件に近づけるために
1.分解能の高い吸光度計を使う(なるべく単色光での測定)
2.吸光度極大付近の波長で計測する(e(lamda)がほとんど変化しない、e(lamda)が一定の場合はLanbert-Beerの法則まで簡略化可能)
3.非常に狭い範囲のみ測定に使う(どんな曲線でも微小領域だけとりだせば、直線に近似できる、Talor展開による近似)
という工夫をしているはず。
ただ、マイクロプレートリーダなどで測定している場合には工夫1,2の達成度は結構低いんじゃないかなぁ、と言うことにしておく。

どうかな?

(無題) 削除/引用
No.1206-4 - 2011/11/15 (火) 01:35:10 - ABZO
文面からの情報ではその先輩の言いたいことのほんとの意味がよくわかんないけど、プロットしたとき直線性のある範囲で線引けっていってるのか、それとも頭打ちになって来て曲線的になってる部分もふくめて、強引に直線書けっていってるのかどっちかな。前者ならその先輩はまあまともな事言ってるとおもうし、後者なら痛い。濃度たかくなると検量線は頭打ちになって直線性なくなるから、そんな領域はもう検量線の役目しないから、直線性のある範囲のデータで検量線かくのがいいと思うけど。ブラッドフォールドとかと比べると、BCAは結構いい感じで直線になるassayだとおもうんだが。

(無題) 削除/引用
No.1206-3 - 2011/11/14 (月) 12:54:20 - シリウス
>プレートリーダで測定し、検量線をカーブで描いています。この間たまたま見ていた先輩に「直線で書くように」と強制されてしまいました。前の研究室ではそんなこと無かったのですが…。

absさんのご意向に反する意見で、恐縮ですが、
先輩の意見に賛成です。

タンパク定量の場合、高濃度域の直線性はなくなります。
ですので、私は、タンパク定量の正確性を期すために、
直線性の得られる範囲で、定量を行っています。

直線の傾きが小さくなる、いわゆるカーブの領域では、
定量的な解析は厳しいように思います。

私も、いろいろなラボを見ましたが、確かに、直線性を意識せずに、
カーブを描いていたところもありました。

さらに、Western blotの際に、毎回同じほぼ値だからといって、
検量線をその都度、描かないひどい人もいました。

そのラボ・研究者のしきたりがあるので、あまり口出しはしませんでしたが、私は正確性の高いタンパク定量を心がけていました。

お役に立てば、幸いです。

(無題) 削除/引用
No.1206-2 - 2011/11/14 (月) 12:08:21 - ttt
http://www.kenkyuu2.net/cgi-biotech2011/biotechforum.cgi?mode=view;Code=679

タンパク定量、検量線について 削除/引用
No.1206-1 - 2011/11/14 (月) 11:52:26 - abs
先輩を納得させる方法を考えているのを助けて下さい。
BCA assayを使ってタンパク定量をしています。プレートリーダで測定し、検量線をカーブで描いています。この間たまたま見ていた先輩に「直線で書くように」と強制されてしまいました。前の研究室ではそんなこと無かったのですが…。
直線になれば素晴らしいとは思うのですが、何回やっても同じようにカーブして見えるんだから別にカーブしててもいいんじゃないかとも思っています。直線でなくても良いという事を先輩に納得させたいのですが、何かいい案はありませんか?ご意見をよろしくお願いします。
ちなみに、先輩に検量線、各濃度において値は私が測定したものとほぼ同じ感じですが、エクセルのグラフが小さいため完全な直線に見えているだけの気がしました。

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